51得点をあげ1試合得点の最年長記録を更新しマイケル・ジョーダン越えを果たしたジャマール・クロフォード

現地時間2019年4月9日フェニックス・サンズ対ダラス・マーベリックスの一戦。

今シーズンで引退を迎えるダーク・ノビツキーと同じコートに立てるジャマール・クロフォードにとって最後の試合。

19シーズン目を向かえ39歳になるジャマール・クロフォードにとって、この一戦は特別なものになった。

6番手として活躍するスコアリングガードへ成長したジャマール・クロフォード

ノビツキーが1998年にドラフトで指名された2年後にブルズから指名を受けたジャマール・クロフォードは、最初こそパッとしなかったものの、4シーズン目ではスコアリングガードとして平均17得点を記録した。

その後6チームを渡り現在のサンズにいたるが、2010,2014,2016年にはシックスマン賞を受賞し控えのキーマンとして活躍している。

39歳で現役を続けるジャマール・クロフォードだが、Jamal Crawford Elite30 Campといのを開きそこで有望な若手を育てる活動も行なっている。

ツイッターでは若手たち一人一人を動画とともに紹介するほど熱心である。

またオフの日でも他のチームの試合を自宅で観ることもあり、テレビで試合を観ながらiPadで別の試合を観る姿もツイッターに投稿している。

長年シーズンを戦ってきたノビツキーにとっても彼との最後の試合は思い出に残るだろう。

第1クオーター残り5分50秒でベンチからスタートしたジャマール・クロフォードは、前半こそ12得点に終わるものの、第3クオーター終了の時点で25得点、最終的に3ポイントシュートを7本決め今シーズンハイの51得点で試合を終えた。

この記録はマイケル・ジョーダンが残していた50得点以上の最年長記録を更新した。

対するダーク・ノビツキーもシーズンハイの30得点を決め、同じくマイケル・ジョーダンの40歳以上の選手が30得点を記録した最年長記録を更新、まさに有終の美とも言える一戦になった。

ノビツキーよりも目立つ活躍をしてしまったジャマール・クロフォードに対し空気を読めとの文句もあるが、ノビツキーにとってはとても嬉しいサプライズになったのではないか。

試合後のダーク・ノビツキーも引退セレモニーのコメントでジャマール・クロフォードに対して

「ジャマール(クロフォード)は俺より目立ちやがったけどね」

と、コメントをしていました。

長年の戦友とも言える相手とのラストゲームで39歳のプレイヤーが38分の出場と51得点。

これ以上のリスペクトはないだろう。