ミスタートリプル・ダブルこと「ラッセル・ウエストブルック」。セルフィッシュからアンセルフィッシュなプレイヤーに変化できた理由とは?

NBAの中では小柄な体格ながら、圧倒的な身体能力と負けん気の強さでオクラホマシティ・サンダーのフランチャイズ・プレイヤーとして活躍を続けるウエストブルック。

 

近年では、トリプル・ダブルを量産する事からミスタートリプル・ダブルと呼ばれる男のプレイスタイルの変化について紹介します。

 

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現在までの道のり

2008年にキャリアをスタートさせたウエストブルックは、得点力を発揮し存在感を見せつけます。

2年目3年目とスタッツを伸ばしデュラントと共に勝利に貢献しますが、その反面強引なプレイやターンオーバーの数が多く批判される事もありました。

チームの転機となった2011-12シーズンは、プレイオフ・ファイナルまで進むもレブロン・ジェームス率いるヒートに大敗を喫します。

続く翌年2012−13シーズンもチームは好調でプレイオフに進出しますが、ウエストブルックは膝を負傷し戦線離脱となってしまいました。

 

更に翌年の2013−14シーズンは怪我に泣かされ良い成績が残せず、2014-15シーズンは相棒デュラントを怪我で欠き、1人奮闘したウエストブルックは得点王に輝くもののチームはプレイオフを逃します。

 

2015-16シーズンは、トリプル・ダブルを18回記録しプレイオフに挑むもウォリアーズに敗北。

 

2016年にはケビン・デュラントがゴールデンステート・ウォーリアーズに移籍した為、サンダーはウエストブルック中心のチームになります。


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そこからは爆発的にスタッツを上げ2017年にはポール・ジョージを獲得するもプレイオフでは1回戦負けが続いています。


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気性の荒さからセルフィッシュなプレイヤーへ

ウエストブルックと言えば気性が荒い事でも有名で、頭に血が上り易く試合中に味方と口論になったり揉め事を起こす事もしばしばあります。

以前までは、そうなると強引なペネトレイトでファウルを積み重ねたりターンオーバーを繰り返したりとセルフィッシュなプレイを始めます。

得点を取れている内はまだ良いですが、相手チームにしてみればファウルを誘発し易く止めるのに苦労しません。

 

それでもゲームが壊れなかったのはケビン・デュラントが安定して得点を取ってくれていたからです。

もちろんウエストブルックも得点を取れますし、勝利に貢献していましたが、セルフィッシュなプレイはチームの士気を下げバランスを崩しかねません。

セルフィッシュからアンセルフィッシュへ

 現在でもウエストブルックがセルフィッシュなプレイヤーだと考える人も多いと思います。

トリプル・ダブルの回数が増える分ボールを保持する時間は長いですし、ウエストブルックはシュートの確率が低いのでアテンプト数が増えてしまいます。

またチームの成績が伸びないのも一因でしょう。

ですが、以前のセルフィッシュなプレイとは全く違うと思います。

デュラントが移籍した後はウエストブルックが完全なエースとなり、新たな得点力が必要になるも補強が上手くいかず自分が取るしかない状況になりました。

実際チーム戦術もウエストブルック頼みの様になりましたし、自分勝手に感情の赴くままプレイしていた以前と比べればアンセルフィッシュになったと言えるのではないでしょうか?

時にはトリプル・ダブルを狙う為に強引なプレイもしますが、今はそれがチームの活力になっている様に思います。

変わり始めたサンダー

サンダーは2017-18シーズンにポール・ジョージやカーメロ・アンソニーを獲得しました。

結果的にカーメロはチームにフィットせず放出、ジョージは平均得点を21.9と貢献したもののカンファレンス4位で終了し、プレイオフは一回戦敗退と結果は残せませんでした。

 

しかし2018-19シーズンでは、ジョージが平均得点を28点に伸ばし以前の様な高いパフォーマンスを見せています。

それによってか、ウエストブルックは相変わらずトリプル・ダブルを記録していますが、1試合のボールタッチ数が減り味方と共有する事が増え始めました。

 

更にウエストブルックの控えとして獲得したデニス・シュルーダーもフィットしています。

ウエストブルックとジョージが軸となりチームプレーが増えた事でサンダー自体が変化しています。

 

残念ながら、2018−19シーズンもプレイオフ1回戦敗退と言う結果になってしまいましたが、来シーズンに向けて良い準備をしてもらいたいですね。

ウエストブルックの優しさと地元愛

コートの上では闘争心むき出しでプレイをするウエストブルックですが、コートの外では心優しき人物です。

特にNBAのキャリアをスタートさせた地元オクラホマシティへの愛は強いようです。

 

2015年に出場したオールスターでMVPを獲得したウエストブルックは、後日オクラホマシティに住むシングルマザーにサプライズを行いました。

若くして子供を産み裕福ではない生活を送る女性は、クルマが故障し子供の送り迎えに困っていました。

突然目の前に現れたウエストブルックが彼女を励まし車のキーをプレゼントすると涙が溢れました。

 

 

 

この車は先日オールスターMVPの副賞でした。


実は副賞である車を誰かの為に役立てたいと考えたウエストブルックが、支援団体に相談した結果この女性に送られる事になったそうです。

 

ウエストブルックは

「彼女の話を聞いて、クルマを渡すのにふさわしい人だと思った。彼女は、家族のためにすべてを捧げてきたんだよ。二人の息子を育てて、目標に向かってもがきながら毎日頑張っている人を見たら、何か自分にできないか、って」

と語りました。地元のスーパースターにこんな事してもらったら一生の思い出ですね。

 

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