2018-19年のNBAで悲願のプレイオフ出場を決めた「デマーカス・カズンズ」！プレースタイルは？ウォリアーズ加入に至る経緯とは？

2018-19年シーズン開幕前にゴールデンステート・ウォリアーズに加入したデマーカス・カズンズ。

ステフィン・カリーやクレイ・トンプソンという最強バックコートコンビを要するチームの唯一の弱点とも言える、センターポジションにまさかのオールスタープレーヤーが加入しました。

しかし、加入までの道のりは決して平坦ではありませんでした。

そこで、今回はカズンズのプレースタイルとともに、ウォリアーズに加入するまでの経緯について紹介します。

センタープレーだけじゃない！ポイントセンターとも評されるカズンズのプレースタイルとは？

カズンズは身長211cmで体重122kgと恵まれた体格から、カズンズはセンタープレーヤーとして、ペイントエリアでの得点やリバウンドでオールスターに選ばれるまでの力を発揮します。

実際、2013-14年シーズン以降はシーズン平均のスタッツが得点20点以上、リバウンド10回以上というセンターとしては申し分ない成績を残しています。

このブルドーザーのような豪快なダンクはNBA現役のセンターとしてもトップクラスです！

しかし、カズンズはパワーにものを言わせるプレーだけではありません。

ポイントセンターと呼ばれるほど、アシストプレーもうまく、3Pシュートも打ててしまいます。

ポストプレイからのスピンムーブ、ペネトレイトからのパスなどどんなプレーでも器用にこなします。

そのためカズンズのプレースタイルを一言で言うと

「NBA屈指のオールラウンドなセンター」

なのです。

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2018-2019シーズン開幕前のトレードにおける最大のサプライズは、カズンズのNBA王者ウォリアーズへの加入でした。

これには多くの人が驚きや落胆、批判をしたようです。

なぜなら、オールスターメンバーが4人在籍し、リーグ連覇を達成しているチームに、このレベルのセンターが加入することに、NBAのチームバランスが崩壊すると懸念されたためです。

NBAは資金力などでチーム力が偏らないように、サラリーキャップ制度（所属選手の給料に上限を設ける制度）を導入しています。

そのため、カズンズほどのレベルの選手であれば高い給料を支払う必要があり、現在高給の選手を多く抱えるウォリアーズでは獲得することはできません。

しかし、2018年のFA市場が選手にとって非常に厳しかったことと、カズンズがアキレス腱断裂という大怪我を負ったという２つの条件がウォリアーズ加入への流れを作りました。

大怪我を抱えていたり、やや素行に問題があると言われたりするカズンズに、複数年の大型契約を提示するチームがありませんでした（在籍していたペリカンズも含めて）。

そこで、ウォリアーズから1年契約&530万ドルという破格の条件でのオファーにサインをすることになったのです。

カズンズにとっては今年のFA市場での大型契約を諦め、怪我をしっかり治しながら、念願のプレイオフとNBAチャンピオンを目指せるチームへ加入できるため悪い条件ではありませんでした。

また、ウォリアーズにとっても、唯一の弱点であるセンターポジションに1年でもスタープレイヤーを格安で配置できます。

チーム力としては、カズンズの怪我の完治をゆっくり待つ余裕もありますし、カズンズ加入により若手センターの育成もできますしね。

こうして、ウォリアーズのメンバーは「オールスターカルテット」から「オールスタークインテット」の進化したのです！

こんなプレーヤーを絶対王者が獲得するなんて、反則と見られても仕方ないですよね（笑）

チャンピオンチームに加入したカズンズはペリカンズ時代ほどの得点力は影を潜めますが、ペイントエリアでの力強さは今までのウォリアーズにないものをもたらしています。

そんな、パワフルでコワモテの雰囲気ですが、こんなお茶目な一面も！

音楽が好きなようですが、お世辞にもピアノが上手とは言えないようです（笑）

そんなカズンズですが、悲運にも念願かなって出場した2018-19シーズンのプレイオフで大腿四頭筋の肉離れという大怪我を負ってしまいました。

これで来シーズンプレーするチームに関して、不透明な状況となってしまいましたが、早く復帰して素晴らしいプレーをまた見せて欲しいですね！