スリーピートを狙うウォリアーズの名コーチ「スティーブ・カー」はカリーにも劣らない名シューターだった！？現役時代の輝かしいプレー内容とは？

ウォリアーズの監督して常勝チームを作り上げているスティーブ・カー。

彼が指導するチームは歴代最高シューターとも称えられるステフィン・カリーを中心としたチームでNBAを席巻しています。

そんなカーですが実は現役時代はカリーと同じようにシューターとして活躍していました。

今回は名ヘッドコーチとして活躍している、スティーブ・カーの選手時代の活躍を紹介します。

スティーブ・カーのプレスタイルは？実は歴代屈指のシューターだった！

歴代最高のシューターといえばだれを思い浮かべますか？

現役ではステフィン・カリー

引退した選手ではレイ・アレン

レジー・ミラーをあげる人が多いかもしれません。

しかし、記録的には目立たないものの、スティーブ・カーもシューターとして活躍しています。

3P成功数などのランキングでは名前があがらないものの、現役を通しての3P成功率はなんと歴代トップの45.5%という記録を持っています！

マイケル・ジョーダンやスコッティ・ピペンを要するブルズでは、控えガードだったスティーブ・カーは、ここぞの場面で登場して一撃必殺の3Pを決めるというプレイヤーでした。

美しいシュートホームから放たれたボールが、きれいな放物線を描いてゴールに吸い込まれる様子は、まるで時間が止まったような錯覚を覚えます。

プレースタイルや役割などは完全には一致しないかもしれませんが、3Pシュートだけを見れば、スラムダンクのミッチーこと三井寿を思い浮かべてしまいます（笑）

高確率でスリーポイントを決めるカーですが、他の名3Pシューターとは違いスタメンで多くのプレー時間が得られているわけではありませんでした。

なぜなら、スティーブ・カーが所属していたのは、神様ジョーダンが復帰して2回目のスリーピートを達成したブルズだったからです。

当時のブルズのバックコートにはジョーダンの他にロン・ハーパーという名ポイントガードがいました。

ガードとしての総合的な身体能力やバスケットスキルは決して高くなかったカーですが、安定感のあるシュートはブルズの大きな武器でした。

特に有名なのが1997年のプレーオフファイナルで残り3秒から決めたシュートですね！

この年はオールスターの3Pコンテストでも見事優勝しています。

スティーブ・カーがいかにチームに貢献するかは、ブルズの後に移籍したサンアントニオ・スパーズでもわかります。

ここでも、控えプレイヤーとして高確率の3Pを決めて、スパーズを２度NBA優勝に導いています。

控えでプレイヤーとして、ここまで注目されたのも、チームでの貢献度の高さから来るものかもしれません。

プレイヤーとしてクールに3Pを決めるスティーブ・カーですが、実は勝気な一面を持っています。

スティーブ・カーの勝気な性格がよくわかるのが、カーがブルズに移籍してすぐの頃のエピソードです。

スティーブ・カーとジョーダンが一緒に練習している時に、移籍して間も無くのカーはすでに伝説的なプレイヤーであったジョーダンの意見に反発して、言い争いに発展したそうです。

あのジョーダンと言い争うだけでも

「スティーブ・カー恐るべし…」

ですよね（笑）

ただ、それだけではなくなんとジョーダンに胸を押されたスティーブ・カーは、ジョーダンに反撃したそうです！

さすがに慌てたチームメイトが間に入って事なきを得たそうですが、この後ジョーダンはスティーブ・カーに謝罪、スティーブ・カーはジョーダンに認められたというエピソードです。

神様ジョーダンにも恐れず立ち向かう勝気な性格が、プレイヤーとしても、コーチとして多くの勝利を引き寄せる勝負師としての才能なのかもしれませんね。