4月27・28日に行われたBリーグチャンピオンシップ2018-19 クォーターファイナルの千葉ジェッツvs富山グラウジーズ戦。
シーズン平均得点が1位の千葉ジェッツ(86.0点)と同2位の富山グラウジーズ(83.7点)という対戦であり、戦前の予想は“ノーガードの打ち合い”、得点の取り合いとの見方が大勢でした。
点の取り合いだが、引き締まったいいゲーム展開の入り
昨シーズン、目の前でアルバルク東京の優勝を見せつけられた千葉ジェッツ。
富樫勇樹選手がコメントしているように、今シーズンこそは頂点を目指し、並々ならぬ思いを胸に望んだクォーターファイナルです。
第1戦目は戦前の予想どおり、千葉ジェット、富山グラウジーズがお互いに点を取り合う展開となりました。
しかし、両チームともディフェンスをさぼるわけではなく、非常に引き締まったいいゲームの入りでした。
そして、前半は4点差で千葉ジェッツがリードして終了しました。
千葉ジェッツふなばし 熱い熱いDNA (アマゾン)(楽天)(ヤフーショッピング)
第1戦の勝敗を分けたのは「アシスト」
後半の入り、第3クォーターで一気に点差が広がりました。
その要因はアシストの成功率でした。
この試合、両チーム合わせて最多のアシストを成功させたのが富樫勇樹選手。
なんと13のアシストを成功させたのです。
しかも、第3クォーターで成功させたアシストが半分の6。
ポイントガードの富樫勇樹選手は、自らのスリーポイントシュートで後半の口火を切りつつも、外国人選手、田口選手、ベテランの西村選手とパスを供給。
勝敗を分けるタイミングに、アシストを量産することで千葉ジェッツの得意の展開に持っていったのです。
一方の富山グラウジーズはチームアシストが14。
富樫選手1人と変わらない数字です。
前半こそ良かったものの、後半はいい展開に持って行けず、レオ・ライオンズ選手とジョシュア・スミス選手の得点だけが伸び、スリーポイントシューターの大塚選手はわずか1本のスリーポイント成功数でした。
第3クォーターで30得点を挙げた千葉ジェッツが富山グラウジーズを押し切り、終わってみれば100点ゲームの圧勝でした。
【CS準々決勝】04/27 千葉 vs 富山 GAME1 (18-19 ポストシーズン)(バスケットライブ)
千葉ジェッツの奇跡 Bリーグ集客ナンバー1クラブの秘密(アマゾン)(楽天)(ヤフーショッピング)
第2戦は「ピック・アンド・ロール」で富山グラウジーズを撃破
千葉ジェッツの基本的な戦術として
「ピック・アンド・ロール」
があります。
ポイントガードの富樫勇樹選手のところに、外国人選手がスクリーンをかけるところから攻撃が始まります。
富樫選手がそのままスリーポイントシュートを打ったり、ドライブでフローターシュートを打ったり、外国人選手にリターンパスを出して、豪快なダンクシュートが見られたり、外に開いている田口選手にパスを出し、スリーポイントシュートをアシストしたりと、攻撃のトリガーとなるプレーがピック・アンド・ロールなのです。
それはシーズン中も同じことです。富山グラウジーズも分かっていたことだと思います。なんとか対応しようとするのですが、このピック・アンド・ロールを抑えることができません。
この日も富樫選手がコートで躍動します。
結局、スリーポイントシュート5本を含む、24得点に加え、アシストは10でした。
2試合続けてのダブルダブル。
周りの選手も二桁得点が4選手(富樫選手を除く)。
シューティングガードの田口成浩選手はスリーポイントシュート3本を含む12得点。
スモールフォワードのアキ・チェンバース選手は豪快なダンクを含む15得点。
パワーフォワードのジョシュ・ダンカン選手が17得点。
ギャビン・エドワーズ選手10得点でした。
富樫選手はスピードがあり、得点力があってパスもさばけます。
彼の攻撃の選択肢を増やすことができるのが、ピック・アンド・ロールというプレーだということが分かるかと思います。
富樫選手がこの活躍を見せる限り、千葉ジェッツは強い。そう感じさせたクォーターファイナルでした。
【CS準々決勝】04/28 千葉 vs 富山 GAME2 (18-19 ポストシーズン)(バスケットライブ)
関連商品
千葉ジェッツの奇跡 Bリーグ集客ナンバー1クラブの秘密(アマゾン)(楽天)(ヤフーショッピング)
千葉ジェッツふなばし 熱い熱いDNA (アマゾン)(楽天)(ヤフーショッピング)
B.LEAGUE完全ガイド2018-19 (アマゾン)(楽天)(ヤフーショッピング)
Number PLUS B.LEAGUE 2018-19 OFFICIAL GUIDEBOOK Bリーグ2018-19 公式ガイドブック (Sports Graphic Number PLUS(アマゾン)(楽天)(ヤフーショッピング)
B.LEAGUE GUIDE BOOK 2018-2019(アマゾン)(楽天)(ヤフーショッピング)