クワイ・レナード、光と影 スーパースターたる所以

カリフォルニア州リバーサイド出身のバスケットボール選手。

ポジションはスモールフォワード。

2011年のNBAドラフトで1巡目15位で、インディアナ・ペイサーズに指名を受けたが、学生時代からレナードに注目していたというサンアントニオ・スパーズがトレードを申し入れ、当時グレッグ・ポポヴィッチHCのお気に入り選手の一人であったジョージ・ヒルとのトレードが成立しスパーズに入団。

現在はトロント・ラプターズに所属。

身長201㎝、体重104㎏とNBAプレーヤーの平均的な体格とほぼ同じであるが、221cmと非常に長いウイングスパンと手の大きさを持ち合わせており、それらがリバウンド、スティールに活かされ、2014年、2015年と2年連続で最優秀守備選手賞を受賞している。

彼は注目されることを嫌い、スーパースターの実力は誰もが認めるものでありながらも、ファイナルMVPを受賞したときですらはにかんだ笑顔にどどまっていた。

試合中だけでなく、試合後のインタビューでもそっけなくほとんど笑顔を見せることの少ないクワイ・レナード。

そんな彼にみな惹きつけられるのか。

ここでは彼の能力だけでなく素顔にも触れていきたい。

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名将グレッグポポヴィッチとの絆

グレッグ・ポポヴィッチ―1996年からヘッドコーチとしてサンアントニオ・スパーズを率い、5度の優勝に導いた名将。愛称は”Pop”。

初めて会った時のレナードを

「真剣そのものだった」

とHCのポポヴィッチは思い出す。

「彼はとにかくゲームを愛してるんだ。それ以外のことは無視だ。」

とレナードのことをよく理解していた。

ポポヴィッチはレナードの才能を信じて当時30代中心のチームだったスパーズの若返りと世代交代を目論みスタメンで起用。

数年後、レナードは攻守ともにチームのエースに成長。

レナードは2014年ファイナルでポポヴィッチに対して

「信じてくれてありがとう。」

と発言したのだった。

ディフェンスマシーン、レナードができるまで

リーグに入りたての頃、ポポヴィッチはレナードに言った。

「リーグ1のディフェンダーになれ」

ポポヴィッチは彼について

「レナードは偉大なプレーヤーになりたいと強く思っている。彼は練習場に早く現れ、遅くまで残り、素直に教えを受け入れ、それに答えてくれる。まるでスポンジのように吸収力があり、教え甲斐のある選手だ」

と語る。

 

プレータイムはディフェンス次第で決める、とポポヴィッチはレナードに伝えた。

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毎年オフシーズンになると、レナードは出身大学サンディエゴ・ステート大のランディー・シェルトンコンディショニングコーチとトレーニングをする。

シェルトンはNFLの選手のトレーニングコーチでもあり、レナードに対してはまるで一流のコーナーバック(アメフトにおけるディフェンスのポジションのひとつで、速さと敏しょう性が必須)のように扱い、徹底してディフェンスに必要な技術とフィジカルを鍛え上げた。

そうして2年目にはプレータイムが30分以上に増えた。

またレナードはこうも語っている。

「相手チームの試合のフィルムはよく見てる。相手チーム全体のオフェンスを見る様にしてる。彼らの傾向を理解しようとするんだ。そうすれば推測することができる。つまり、結局は、より良い推測をすることに尽きる。相手のオフェンスの仕組みを変えてしまえばいいと考える」

そうして2年連続、最優秀守備選手賞を受賞するほどのプレーヤーに成長した。

あの神様マイケルジョーダンも

「レナードはレナードから点数を奪えない」

と表現している。

 

レナードはディフェンスだけの選手ではない。

ディフェンスのみならず、近年はオフェンスにも注目され、毎年のように平均得点を向上させている。時には単独で試合を制してしまっているような場面も少なくはない。

体が強くてフィジカルコンタクトを嫌がらない。

そして、やっぱり手が大きくてギリギリまでボールを持てる。

球持ちが良いため長い腕の先から繰り出されるシュートが見どころで、ここぞという場面で勝負強くショットを沈める姿がスーパースターと言われる所以である。

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ラプターズへ電撃トレード、そして増えた笑顔

2017年シーズン、右大腿四頭筋の怪我に苦しみ、長期にわたる治療の中でのスパーズ側との確執を噂される中、オフシーズンにレナードはトレードを要求。

トロントラプターズのエース、デマーデローザンとのトレードが成立し、チームメートのダニーグリーンとともに移籍した。

 

移籍後、もう一つ話題といえば、彼が新天地で見せた新たな一面についてだ。

 

盟友ダニー・グリーンによれば、これまで寡黙で知られたレナードが、練習から声を上げて今まで以上に言葉でもチームメートを引っ張っているという。

またメディアに対してもリポーターとのやり取りで笑顔で受け答えし、大きな声で笑ってみせるなど、これまでと異なる姿を見せた。

 

素のレナードは本人が言うように愉快で良く笑う人なのかもしれない。

神様MJをしてベストと言わしめたクワイレナード。

レナードはすでに最も完成されたプレーヤーと言ってもいいかもしれない。

マイケル・ジョーダン、アキーム・オラジュワン以来となる、MVPと最優秀守備選手賞の同時受賞を実現させる日が来るのか。

今後も偉大さを追求して成長するクワイレナードからどうしても目が離せない。


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バスケットボールよりも愛しているもの?!

スパーズ時代、手羽先専門のチェーン店

「Wingstop」

はレナードにとっては嬉しいスポンサーだった。

 

そこのマンゴー・ハバネロ味の手羽先が大のお気に入りで9400万ドルの契約を交わした後でも、店からもらったクーポン券をなくした時はパニックに陥ったそう。

その噂を聞くやWingstopはまたクーポン券を送ってくれたようだ。

トロントにはWingstopはないようだが…

レナードを虜にするソウルフードにも注目だ。

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