「トリプルダブル以上!クアドラプル・ダブルを達成した4人の偉人たち」

NBAを観る方なら”トリプル・ダブル”という言葉をよく耳にするだろう。

得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックのどれか3部門で2桁を記録することであり、現在ではラッセル・ウェストブルックが代表的な選手にあげられるだろう。

 

「クアドラプル・ダブル」

を達成した選手がいることは皆さんご存知だろうか?

 

今回はその”クアドラプル・ダブル”という偉業を達成した4人の選手を紹介する。

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ネート・サーモンド(センター)

1974年10月18日

22得点14リバウンド13アシスト12ブロック

1974年までウォリアーズのスターターを務め、ブルズにトレードされる。

そのデビュー戦のホークス戦で彼は公式記録始まって以来初のクアドラプルダブルを記録する。

当時ウィルト・チェンバレンと比較されるほどの実力者であり、ゴール下の支配力は群を抜いていた。

アルヴィン・ロバートソン(シューティングガード)

1986年2月18日

20得点11リバウンド10アシスト10スティール

スティールを得意としていたためあだ名は”シーフ”(thief, 盗人の意味)。

1985-86シーズンには脅威のシーズン平均3.67スティールを記録するほど。

その年には前年と比較して最も成長した選手に贈られるMIP(Most Improved Player)と最優秀守備選手賞を受賞した。

その年の2月18日フェニックス・サンズ戦でクアドラプルダブルを記録する。

アキーム・オラジュワン(センター)

1990年3月29日

18得点16リバウンド10アシスト11ブロック

言わずと知れた名センター。

“ドリームシェイク”と呼ばれるピボットやフェイクを組み合わせたプレイで観客を魅了した。

MVP2回、ファイナルMVP2回、最優秀守備選手賞2回、リバウンド王2回、ブロック王3回など、数々のタイトルを手にしているレジェンドである。

引退後はコービー・ブライアントやレブロン・ジェームズなどのプレイヤーたちにポストプレイの動きなどを指導していた。

デビット・ロビンソン(センター)

1994年2月17日

34得点10リバウンド10アシスト10ブロック

 

オラジュワンと同時期に活躍した海軍出身NBAプレイヤー。

MVP、得点王、ブロック王、リバウンド王、優勝2回など、多くの記録を達成した偉人の1人である。

1989年のドラフトでスパーズに指名され、前年21勝に終わっていたチームを56勝まで引き上げルーキーイヤーから異彩を放つ選手であった。

センターの動きとは思えない高い運動能力を持ちながらパスも得意とし、ポイント・センターと呼ばれるほどであった。

スティールとブロックを正式に記録し始めたのは1973-74シーズンからなので、それ以前の選手のクアドラプルダブルは記録されていないが、1試合100得点を記録したウィルト・チェンバレンや、平均トリプルダブルを初めて達成したオスカー・ロバートソンなどもクアドラプルダブルを達成していたと言われている。

 

ここ25年はこの記録を作った選手はおらず、その偉大さがお分かりいただけるだろう。

 

ただ最近ではドレイモンド・グリーンがアシスト、リバウンド、スティールでトリプルダブルを記録したり、平均トリプルダブルを3年連続達成したラッセル・ウェストブルックなどの活躍も見られるため、5人目のクアドラプルダブル達成者が現れる日もそう遠くはないかもしれない。

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