2度のレイカーズ優勝経験から姿を消したアンドリュー・バイナム

2008-09シーズン、2009-10シーズン。

スーパースター「コービー・ブライアント」要するロサンゼルス・レイカーズで2度のNBAチャンピオンを経験したアンドリュー・バイナム。

当時最高のセンターであったドワイト・ハワードに唯一パワーで張り合えるセンタープレイヤーだった。

 

そんなアンドリュー・バイナムはなぜ消えてしまったのだろうか?

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怪我に悩まされてしまう期待の新人

NBA最後の高卒プレイヤー、アンドリュー・バイナム。

体格に恵まれた生粋のセンターはレイカーズに2005年10位指名で入団。

高卒デビューを飾り、NBAの最年少出場記録保持者となった。

2年目19歳のシーズンでは当時のベテランセンターのシャキール・オニールからダンクをされた後、仕返しのダンクをお見舞いしそのディフェンスへの切り替え時にシャックを軽く押すような形で挑発し会場を盛り上げた。

そんな将来を有望視されたバイナムだが、3年目のシーズン中に左膝の靭帯を断裂してしまう。

さらに復帰した翌年の1月には右膝の靭帯を断裂するが、3月に復帰。

膝の痛みもありうまくプレイすることができなかったがその年に21歳の若さで初優勝を経験し、翌年には連覇を達成する。

若気の至り?怪我悪化の理由はボウリング!?

怪我の多さから出場回数も減りシクサーズへトレードされたバイナムは着々と回復していた。

しかしそんな時に問題を起こしてしまう。

何と彼が再び膝を悪くしたのだ。

しかも原因はボウリング。

当時若くして大金を得ていたためオフには遊びに行くことも多かったバイナムだが、それはまだいい。

しかしその遊びで怪我をしたとなると話は別だ。

回復は遅れ信頼がガタ落ちしたバイナムは結局シクサーズでは1度もプレイせずキャバリアーズへ移籍する。

自然消滅のような形で引退に

キャバリアーズではダブルダブルを記録したこともあったが安定した出番はなくすぐペイサーズへ移籍。

2試合のみの出場にとどまりロースターからも外れたバイナムは2013-14シーズン終了後に退団。

怪我の心配から他チームのオファーは無く、復帰する気もなかったバイナムは引退を表明することなく表舞台から姿を消したのだった。

たった26歳の若さで引退することになりなんとも悲しい幕引きになってしまったアンドリュー・バイナム。

彼ほど怪我に悩まされ続けたスター級の選手はなかなかいないだろう。

18歳に最年少でデビューした彼がもし怪我に悩まされることなくプレイし続けたなら、と考えるととても残念な気持ちでいっぱいだ。

現役復帰を模索中!?

2018年、トレーナーのクリス・ジョンソンがInstagramに投稿した動画を見る限り、バイナムは5年前より身体を絞り、3ポイントシュートと機動力が求められる現代のNBAに対応できるようトレーニングを続けている。

高校卒業後の2005年にドラフトにエントリーしたバイナムは、全体10位でレイカーズから指名された。

その才能は1年目から高く評価され、2年目からレギュラーに定着すると、コービー・ブライアント、パウ・ガソルらとともに優勝を達成。

2011-12シーズンにはキャリアベストとなる平均18.7得点、11.8リバウンドを記録してオールスターにも選出された。

だが、2012年のオフにレイカーズがマジックからドワイト・ハワードを獲得した際、バイナムはセブンティシクサーズにトレードされた。

シクサーズでは結局1試合にも出場しないまま退団したのだが、その原因となったヒザの負傷は、プライベートでのボウリングで悪化したもので、プロ意識の低さを批判された。

故障歴の多さ、レイカーズ時代から問題視されていた練習に対する姿勢や態度が改善されていなければ、バイナムとの契約に関心を示すチームは現れないだろう。

ただ、コンディションさえ良好ならば、今でもペイント内でスコアラー、リバウンダー、ショットブロッカーとして貢献できる可能性はある。

5年ぶりにバイナムがコートでプレーする姿が見られるかどうか、推移を見守りたい。

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