
「The Washington Wizards select, ?Rui Hachimura!?」
日本のバスケ好きにとって、あの日は忘れられない日になった。
NBAドラフト2019は何のトラブルもなく終了し、八村塁はドラフト9位でワシントン・ウィザーズに指名された。
NBAでプレイする日本人としては田臥勇太、渡邊雄太に次いで3人目、ドラフトで指名された日本人としては岡山恭崇に次いで2人目であり、1巡目での指名は八村が初めてだ。
ウィザーズは直近6シーズンでプレーオフに4度進出している。
八村が所属することになるウィザーズはいったいどんなチームなのだろう。
ウィザーズは今シーズンこそプレーオフ出場を逃したものの、ジョン・ウォールやブラットリー・ビールの2選手を中心にガード陣が充実しており、ドアマットチームという訳ではない。
チームの中心がハッキリしており、エース級の活躍をいきなり求められることはないだろう。
大きなプレッシャーを受けることなくノビノビプレイできるはずだ。
また、ウィザーズは直近6シーズンで4度プレーオフに駒を進めている。
つまり、来シーズン、八村はいきなりリングを争う舞台でプレイできるかも知れないということだ。
八村はウィザーズでフィットできるか
八村はPFとしてピックアップされた。
上の動画を見る限りでも、八村は中のプレイヤーといっても良いだろう。
さて、ウィザーズのインサイド陣はどうなっているだろうか。
センターには、かつて最優秀守備選手賞を3度受賞したドワイト・ハワードがいる。
しかし、今シーズンはコンディション不良もあってか数試合しか出場しておらず、代わりに先発を任されたトーマス・ブライアントは経験不足と得点力のなさが顕著だった。
パワーフォワードでは、選手を固定することができず、シーズン途中でトレードをするなど固定化を図ったが、結局上手くはいかなかった。
来シーズン、ウィザーズはインサイド陣を固定する必要があり、八村はその役割を担うことになるだろう。
今後の補強次第ではあるが、スタートを任される可能性は十分にある。
スモールラインナップを組む上でセンターをやることもあるかもしれない。
出場機会に恵まれ、プレーオフに出られる可能性もあるウィザーズは、八村にとって理想的な環境ではないだろうか。
来シーズンはウィザーズを応援だ!
2004年にデトロイト・ピストンズを優勝に導き、自身もファイナルMVPに選ばれたチャウンシー・ビラップス氏は八村のことを
「守備ができる選手」
と評価し
「将来的にはカワイ・レナードのような選手になるだろう」
としている。
現地の評価や期待も高い。
来シーズンは、みんなでウィザーズを応援しよう。
ちなみに背番号だが、八村がゴンザガ大学時代に着けていた21番は、現在ドワイト・ハワードが着用している。
渡邊雄太がドラフト全体2位で指名されたジャ・モラントに、自身の着用している12番を譲ったことは記憶に新しい。
ドワイトよ、どうか未来ある日本の若者のために、21番を譲ってくれないか。
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