
2019年NBAドラフトで八村塁が日本人初となる1巡目9位でワシントン・ウィザーズに指名され大きな話題になりました。
過去に日本人でNBAプレイヤーとなった田臥勇太、渡邊雄太は共にドラフト外入団でした。
ドラフトは60人しか指名されない狭き門であり、これを通過した八村は、日本のみならず世界が注目する選手と言えます。
そんな八村が指名された「9位」という数字には驚きのデータがあります。
ここでは活躍の鍵を握るかもしれない「9位」について紹介します。
歴代9位指名された選手
有名な選手をピックアップしました。
・1985年 チャールズ・オークリー
・1997年 トレイシー・マグレディ
・1998年 ダーク・ノビツキー
・1999年 ショーン・マリオン
・2002年 アマレ・スタウドマイヤー
・2004年 アンドレ・イグダーラ
・2007年 ジョアキム・ノア
・2009年 デマー・デローザン
・2010年 ゴードン・ヘイワード
・2011年 ケンバ・ウォーカー
・2012年 アンドレ・ドラモンド
・2017年 デニス・スミスJr
・2018年 ケビン・ノックス
などがいます。
かなりのビッグネームが揃っていますが、裏を返せばデビュー前には大きな期待をされていなかったのは意外です。
この中に八村の名前が入る訳ですから、それだけでも活躍をしてくれそうな気がします。
多くのスター選手が名を連ねる
何故かドラフト9位には、後にスターへと駆け上がった選手たちが多く存在します。
中でも1番有名な選手は1998年のダーク・ノビツキーでしょう。
ダラス・マーベリックス一筋のドイツ人プレイヤーでビッグマンながら3ポイントシュートが上手く、長身から繰り出されるフェイダウェイシュートを武器にマーベリックス優勝の立役者になりました。
他にもウォリアーズ王朝時代を支え、ベンチプレイヤーながらファイナルMVPを獲得したアンドレ・イグダーラや、1on1のスキルが非常に高い事で知られ昨シーズンはスパーズへ電撃移籍したデマー・デローザン
、シャーロット・ホーネッツのスピードスターのケンバ・ウォーカー
、リバウンド王のアンドレ・ドラモンド
など、いずれもチームの顔と言える選手達ばかりです。
更には5人のプレイヤーが後に殿堂入りを果たすなど驚きの傾向となっています。
まだプレイもしていないのに気が早いですが、ゆくゆくは八村もNBAのチームで顔となるような選手や歴史に名を残す選手になって欲しいですね。
これで八村も活躍間違いなし?
ただの偶然と言ってしまえばそこまでですが、後に伝説となるような選手や現在も第一線でNBAを引っ張っている選手がこれだけ多いと、八村も活躍できると本当に思ってしまいます。
データとして見てもケンバ・ウォーカーやゴードン・ヘイワード
、デマー・デローザンらとは大学でのスタッツや入団前時点での期待値に大きな違いはありません。
更に近2年では、マーベリックスに入団したデニス・スミスJrが1年目からスターターで全試合出場し平均15得点を挙げていて、ニックスに入団したケビン・ノックス
は75試合中57試合でスターター起用され12.8点を挙げています。
2人の大学時代のスタッツと八村のスタッツを比べても八村の方が良い成績を残しています。
八村が入団するウィザーズは2チームに比べ順位が上なので、どれだけスターター出場が出来るか分かりませんが、それなりのスタッツは残せる筈です。
ゴチャゴチャと理屈を並べましたが、これだけのビッグネームが揃っているドラフト「9位」に八村が選ばれた。
だから彼らと同じように八村も活躍できる、これだけで十分ですね。