日本人初の1巡目指名!八村塁と歴代のアジア人NBAプレイヤーを徹底比較!【八村塁はNBAで活躍できる!】

NBA 2018-19シーズンの開幕時にロスター入りしていた海外出身の選手は42ヶ国から108人と過去最高の人数を記録しました。

海外勢が年々増えており近5年は30チーム全てに1人以上の外国籍選手が所属しています。

また、活躍も素晴らしく2019NBAアワードでは最優秀選手賞に輝いたヤニス・アデトクンボ(ギリシャ)を含む4人が受賞しています。

そんな中「NBAドラフト2019」では八村塁が日本人初となる1巡目の全体9位でワシントン・ウィザーズから指名されるという快挙を達成しました。

アジア全体で見ても1巡目で指名されたのは2人しかおらず、この事実がどれほど凄い事かを物語っています。

ここでは、そんな八村とアジア人で活躍した選手を比較していきます。

 

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ていきます。

過去に1巡目指名されたのは共に中国人

1人目はヤオ・ミン

2002年にドラフト全体1位でヒューストン・ロケッツに指名され入団。

229cmという身長と長いウイングスパンを生かしリバウンド、ブロックショット、ゴール下での得点で活躍しました。

優勝は出来ませんでしたが、プレイオフにも何度も出場しオールスターにも選ばれています。

ロケッツで8シーズンプレイしキャリア通算19得点、9リバウンド、1.9ブロックという数字を残し引退後には殿堂入りを果たしました。

アジア人で最も成功した選手です。

2人目はイー・ジェンリェン

20071巡目6位でミルウォーキー・バックスに指名され入団。

NBA2007-2012年までプレイしましたが、バックスからネッツ、ウィザーズ、マーベリックスと1つのチームに定着できず転々とし、後に中国リーグに移りました。

最終スタッツは平均7.9得点、4.9リバウンドという記録を残しました。

2巡目やドラフト外で入団しNBAでプレイしたアジア人

過去に1巡目指名以外でNBAに入った選手には

ワン・ジジ 

メンク・バデル

ハ・スンジン

田臥勇太

スン・ユエ

ジョウ・チー

などがいました(他にもいたらスイマセン)。

しかし、ほとんどの選手が1年でNBAのキャリアを終えていて、お世辞にも活躍できたとは言えない成績でした。

やはりアジア人にとってNBAでの活躍は狭き門と言えるでしょう。

現役選手ではドラフト外入団の渡邊雄太や、アメリカ国籍ですが両親が台湾人のジェレミー・リンが在籍しています。

八村塁と比較してみると・・・

ここからは大きな活躍を残したヤオ・ミンと、最近は出番が減っているものの「リンサニティ」(リン旋風)という現象を起こし大活躍したジェレミー・リンを八村と比較してみます。

ヤオ・ミン229cm141kgという規格外の体格でしたが、フットワークは軽くフックシュートやミドルシュートも高確率で決められるセンターで、全盛期は平均25得点を記録しています。

ディフェンスでは高さを生かしブロックやリバウンドで貢献しました。

リンは191cm91kgと小柄なガードですが、特別スピードが早い訳ではありません。

ですが、味方を上手くブラインドにしながらのジャンプシュートやパス捌きなど、ハーフコートオフェンスのゲームメイクが持ち味です。

「リンサニティ」と呼ばれたニックス時代には平均14.6点、6.2アシスト、フィールドゴール率も45%と確かな得点力もありましたが、ディフェンス面では安定感を欠いていました。

2人の共通点は確かな武器と得点力を持っている所でした。

 

一方の八村は203cm104kgのフォワードで、キレのあるドライブやポストアップ、ロングシュートなど得点力では申し分ありません。

攻撃のオプションが多いのは大きな武器になります。

大学では昨シーズン平均20点弱を6割近い数字で挙げていました。

大学にレベルや本格化する前のスタッツと考えれば八村の方が凄いと思います。

ディフェンス面でも評価が高く、ブロックショットやリバウンドにも絡んでいけます。

体格差からヤオ・ミンとは比較できませんが、リンよりはディフェンス力が上でしょう。

NBAではオフェンス力があっても、ディフェンスに問題がある選手は間違いなく出番が減ってしまい近年この傾向はより強くなっています。

ここまでは、自分の武器を持っているという点で同じですが、大きく違うのは入団までの過程です。

 

ヤオ・ミンイー・ジェンリェンは中国リーグでの活躍を評価されNBA入りしていて、田臥勇太ジェレミー・リンはサマーリーグに参加してから契約に至っています。

しかし八村は過去にもNBAプレイヤーを輩出しているゴンザガ大学で3年間プレイし、チームのエースに登り詰めてからドラフトで指名されました。

全米大学男子バスケットランキング(NCAA1位の大学でエースを務めた男ですからドラフト1巡目は妥当な結果であり、ここまでの過程が歴代のアジア人と比較して飛び抜けているのが分かると思います。

やはり活躍を期待したくなる逸材

比較の対象がポジション、体格、年齢など全く違いますし実際にNBAで成績を残したヤオ・ミンジェレミー・リンに対し八村はこれからプレイするので、始まってみなければどうなるか分かりません。

しかし今までのアジア人と比べて入団前の状況では頭一つ抜けていますし、過去に例を見ない経歴の持ち主なだけに期待せずにはいられません。

是非NBAのコートで「大和魂」を見せて欲しいです。

 

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