
比江島慎
所属 栃木ブレックス(Bリーグ)
生年月日 1990年8月11日
年齢 28歳
身長 190 cm
体重 88 kg
ポジション シューティングガード
2013年にNBL(Bリーグの前身)のシーホース三河に入団。
2018年7月に海外挑戦をサポートするという条件を提示した栃木ブレックスへ移籍。
翌月にはオーストラリアのバスケットリーグであるブリスベン・バレッツへ移籍しますが、プレイタイムを得られず5か月で退団し帰国。
栃木ブレックスと改めて契約し2019年5月に行われたチャンピオンシップセミファイナル進出に貢献しました。
チームは敗れましたが、その後、比江島はマーベリックスのミニキャンプに参加しペリカンズの一員としてサマーリーグに参加する事が決まりました。
サマーリーグでの成績
若手の登竜門であるサマーリーグは、ドラフト外の選手やNBA実績のない選手などはチームに自分の魅力をアピールして契約を勝ち取る場所でもあります。
比江島がメンバー入りしたペリカンズは、2019のNBAドラフトで全体1位指名されたザイオン・ウィリアムソンが所属している事もあって注目度の高いチームです。
ペリカンズの初戦は7月6日に行われたニックス戦でした。
前半はニックスが主導権を握りますが、後半になるとペリカンズの攻撃が爆発し一気に逆転。そして3Q残り2分半で比江島がコートに立ちます。オフェンスリバウンドに絡もうとするシーンはありましたがアリウープを決められたり、3ポイントシュートを躊躇して打たなかったり、相手選手を完全にフリーにしてしまう場面がありました。
出場時間は2分17秒でスタッツは付きませんでした。
7月7日に行われた第2戦は、八村塁が所属するウィザーズとの対戦で1Q残り2分半で登場します。
ディフェンスでは相手の速攻を阻止したり、粘り強くマークする場面が見られましたが、オフェンスでは3ポイントを2本打つものの共に外れ、トラベリングを取られるシーンがありました。
2Qでは八村と同時にコートに立つ時間もありましたが、比江島は無得点に終わっています。
第3戦は出番が無く7月11日に行われた第4戦のキャバリアーズ戦では1Q残り5分で出場します。
もっとアピールする事が必要な比江島は、オフェンス時にトップの位置でボールを持ちパスを供給するシーンや積極的にシュートを放っていきますが、どれもリングに嫌われ無失点が続きます。
スティールが1回あったものの5分程の出場時間で終わり結果を残す事が出来ませんでした。
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ペリカンズは決勝トーナメントに進み準々決勝ではヒート対戦しますが、比江島は出場機会が与えられませんでした。
チームは接戦を制し準決勝ではグリズリーズと対戦しましたが、比江島の出場は無くチームも敗れサマーリーグが終了しました。
比江島は3試合に出場し平均4分で無得点、1スティールでした。
NBAの厳しい現実・・・
史上最多となる4人の日本人がサマーリーグに参加しましたが、明暗が大きく分かれる結果になりました。
特にBリーグや日本代表で中心選手として戦ってきた比江島にとっては耐え難い思いだったでしょう。
出場時間があまり与えられず、出場した試合では焦りからか全くシュートが入りませんでした。
3人の日本人選手の活躍が余計に拍車をかけたのか
「とにかく点を獲りたい、点を絶対に」
と語りましたが、思いとは裏腹に決勝リーグでは出番をもらえないままサマーリーグを終えました。
もっとやれる自信はあったでしょうし、実際その能力も持っている選手ですが限られた時間で結果を出さなければ出場機会さえも与えらない、やはりNBAは厳しい世界だと改めて感じました。
サマーリーグでは残念な結果になってしまいましたが、この経験と悔しさをワールドカップの日本代表の中心選手として世界相手にぶつけて欲しいですね。
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