
ザイオン・ウィリアムソン
ポジション パワーフォワード
生年月日 2000年7月7日
年齢 19歳
身長 201cm
体重 129kg
大学 デューク大学
ドラフト 全体1位
所属 ニューオーリンズ・ペリカンズ
ドラフト前から1位指名を確実視されていたザイオン。
高校時代から異次元の活躍を見せており体格、跳躍力、パワー、技術など全てが反則に思える程抜き出ていました。
4年生の時に記録したスタッツは平均36.4得点 3.5アシスト 11.4リバウンド 3.4スティール 2.3ブロックと笑ってしまうくらい凄い数字です。
ここではザイオンの経歴からNBAでの今後の展望まで紹介していきます。
怪物揃いのデューク大へ
高校での実績を評価され進学したデューク大ではR.J.バレット、キャメロン・レディッシュという、いずれも高校では怪物と称される選手が顔を揃えました。
ザイオンのデビュー戦となったライアーソン大学とのプレシーズンマッチではドライブ、ダブルクラッチ、アシスト、リバウンド、3ポイント、ダンクと全てを披露し29得点、13リバウンドを記録し鮮烈なデビューとなりました。
シーズンに入ってもバレットらと共に勝利を積み重ねるだけでなく、圧倒的なパフォーマンスも披露します。
また人気、知名度も増していきノースカロライナ大学との試合でナイキのバッシュを破損したシーンは日本でも取り上げられました(この事件でナイキの株価が一時大暴落)。
ちなみに、破損したバッシュはポール・ジョージのシグネチャーモデルのナイキの「PG 2.5」
また、ポール・ジョージのシグネチャーモデルと言うことで、ファンからの批判はポール・ジョージにも及びました。
NCAAトーナメントで優勝する事は出来ませんでしたが、ザイオンは在学した1年間で33試合に出場し1試合平均30分、22.6得点 8.9リバウンド 2.1アシストを記録しフィールドゴール率68%、3ポイント率33.8%、フリースロー率64.%という成績を残しました。
また、ザイオンは大学MVPとなるネイスミス賞や、最も優れたPFに贈られるカール・マローン賞などの個人賞を総なめにしており、ネイスミス賞に至っては1年生ながら受賞したのはケビン・デュラント、アンソニー・デイビスに次ぐ3人目の快挙となりました。
その後、予想通りドラフト1位でペリカンズに入団しNBA入りを果たしました。
ザイオンという選手の魅力と比較
ザイオンの魅力を挙げるならば、迫力のあるダンク、体格に似合わないボ-ルハンドリングやパスの上手さ、ブロックショットやリバウンドなどのディフェンス力などでしょう。
タイトルにも書きましたが、ザイオンはレブロン2世やネクストレブロンなどと呼ばれる事が多いです。
確かにザイオンの魅力はレブロンに通ずる部分も多いと思います。
しかし、レブロンは攻守においてほとんどの事が出来てしまうので似ているかといえば微妙な気もします。
ザイオンは比較的インサイド寄りでプレイする時間が多いので、ヒート時代のレブロンならイメージが近いと思います。
ネットなどでは他にも似たタイプの選手を挙げていて、ジュリアス・ランドルやチャールズ・バークレーという意見が多いです。
純粋にゴール付近のプレイだけを見れば、ランドルよりザック・ランドルフの方が似ていると思いますが、総合的に考えるならば198 cm、120 kgのパワーフォワードながら、アシストも上手く「空飛ぶ冷蔵庫」と言われるほど身体能力の高かったバークレーが1番しっくりきます。
どちらにせよ成長していけばNBAを代表する選手になる事は間違いないですね。
今後の展望
サマーリーグでは、出場したものの膝を負傷し9分で退場し残りの試合は全休となってしまいました。
とはいえ11得点、3リバウンド、1スティール、1ターンオーバーを記録しフィールドゴール4/9、3ポイント0/2のスタッツを残しました。
ザイオンがプレイするペリカンズは、エースだったアンソニー・デイビスを放出し、ブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、ジョシュ・ハートがトレードで加入した事で、若手が中心のシーズンとなります。
チームを牽引するのはガードのドリュー・ホリデーになりますが、ザイオンは昨シーズンのランドルが務めていたポジションでプレイする事になりそうです。
ホリデーは攻撃的なガードですし、新加入のJJ レディックは3ポイントシューターなので、スクリーンなどオフボール時に働ける事やリバウンド力が高いザイオンはチームにフィットしそうな気がします。
課題は大学時代も3割程度だった3ポイントでしょう。
折角ディフェンスが止めにくいサウスポーなので、大いに活かしたい武器です。
また、ウエイトオーバーを指摘する人も少なくありません(この辺りもバークレーに似ています)。
これについての良し悪しは分かりませんが、129kgの巨体が思わぬ怪我を誘発する可能性もあるので気を付けてもらいたいですね。
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