唯一のドラフト外オールスター選手、ベン・ウォーレス。シャキール・オニールにもディフェンスで負けません!

主にデトロイト・ピストンズで脚光を浴び活躍したベン・ウォーレス。

彼はドラフト外の選手であるにも関わらずオールスターに選ばれた唯一の選手である。

なぜ彼はそこまで評価されるようになったのだろうか?

シャックにも負けない力強いゴール下でのディフェンス。

ベン・ウォーレスの魅力について書いてみたいと思います。

 

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ディフェンスとゴール下でのプレイに長けたロールプレイヤー

幼い頃からバスケを始め、当時からゴール下でのプレイをメインに行なっていたウォーレスは優秀なアスリートへと成長していった。

高校時代にはアメフトと野球で州の代表に選ばれるほどの選手になったが、バスケだけは声がかからなかったそう。

2部リーグの大学に入ってからはNBAを目指し練習に励んだが、得点力も低く206cmという高さでセンターは難しいと思われていたためドラフトに選ばれることはなかった。

 

ワシントン・ブレッツから声がかかり念願のNBAプレイヤーへ

サマーリーグも解雇された彼はイタリアリーグへと渡り、その後ワシントン・ブレッツにスカウトされた彼はついにNBA選手になる夢が叶った。

プレイする機会は十分に得られなかったものの彼は着実に結果を数字に残していき、そんな彼に転機が訪れたのは4シーズンを終えた2000年だった。

オーランド・マジックでスタートとして81試合出場するまでに成長した彼は、トレードでデトロイト・ピストンズへと渡りそこで才能を十二分に発揮することになる。

平凡なロールプレイヤーから最高のリバウンダーかつディフェンダーへ

才能を見出されたウォーレスはその後デトロイト・ピストンズでの試合全てで先発を任されることになる。

デトロイト・ピストンズでの1シーズン目は自己最高の平均13.2リバウンド2.3ブロック6.4得点を記録する。

そして翌シーズンの2002年には平均13リバウンド3.5ブロックでリバウンド王とブロック王同時に受賞された史上4人目の選手となり、さらに最優秀守備選手賞とオールディフェンシブ1stチームにも選ばれるというドラフト外選手としては異例の活躍を見せた。

2003年にはドラフト外選手として初のオールスター出場も果たし、最終的にデトロイト・ピストンズに所属する間に

最優秀守備選手賞4回

オールディフェンシブ1stチーム5回

オールディフェンシブ2ndチーム1回

オールスター出場4回

リバウンド王2回

ブロック王1回

これらの賞を獲得する快挙を成し遂げる。

そして2004年ファイナルでは当時最強のセンターと言われた216cmのシャキール・オニール所属するレイカーズ相手に4-1で圧倒し、念願となる初優勝を手にしたのだった。

引退後の2016年には背番号「3」がピストンズの永久欠番となっている。

ベン・ウォーレスのプレイスタイルは?

彼のプレイスタイルは完全なディフェンシブスタイルで、リバウンドとブロックを得意としていた。

オフェンスはというと、攻撃パターンは少なく基本的にゴール下でのシュートのみである。

キャリア平均得点も5.7得点とかなり低い。

手首に問題があることからフリースローが苦手でキャリア通算41.8%と驚くべき低さを記録しているが、それをカバーするほど彼のプレイスタイルは当時のピストンズにマッチしていた。

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