NBA2019-20シーズンの戦力分析~アトランタ・ホークス

チームを再建中のホークスは、昨シーズン29勝53敗でイースタン・カンファレンス12位の成績で終えました。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析を行っていきます。

※2019年8月現在

 

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ドラフト、トレードで補強を図るも結果は出ず

 アル・ホーフォード、ジェフ・ティーグ、ポール・ミルサップなどが名を連ねた4年前はシーズン60勝を挙げるなど安定した強さを誇ったホークスでしたが、2015-16シーズンにアル・ホーフォード、ジェフ・ティーグ2016–17シーズンにはポール・ミルサップがチームを離れた事で再建期に突入しました。

昨シーズンはドラフト5位のトレイ・ヤングの加入やヘッドコーチの交代なども行いましたが、結果は出せず2年連続でプレイオフを逃しました。

主な移籍選手

これまでに加入した主な移籍選手はアレン・クラブ、ジャバリ・パーカー、チャンドラー ・パーソンズ、エバン・ターナーです。

アレンは昨シーズン、ネッツに所属しており43試合に出場し平均26.3分9.6得点3.4リバウンド1.1アシストを記録しました。昨シーズンはスタッツがイマイチ安定せずシュート確率も低かったですが、本来なら2ケタ得点を挙げられる能力がありますし3ポイントシュートを期待できる選手です。

パーカーは昨シーズン、ブルズからウィザーズに移籍しウィザーズでは25試合に出場して平均27.3分15得点7.2リバウンド2.7アシストを記録しています。

前十字靭帯の怪我に泣かされてきたパーカーは、満足できるシーズンを送れていませんが攻守でチームに貢献できる選手です。

パーソンズは3ポイントやドライブで得点を期待できる選手ですが、とにかく怪我が多く昨シーズンもグリズリーズで25試合しか出場していません。

今シーズンは怪我する事なく活躍を見せて欲しいです。

ターナーはブレイザーズからの移籍で昨シーズンは73試合に出場し6.8点、4.5リバウンド、3.9アシストを記録しました。

3ポイントの確率は悪いですが、ミドルシュートは上手くディフェンス力も高いです。

 

ドラフト加入の新人も注目

 ホークスが獲得した新人で楽しみなのはディアンドレ・ハンターとキャメロン・レディッシュです。

ドラフト4位のハンターはバージニア大学でNCAAチャンピオンに輝いた選手です。

201cm、102kgのスモールフォワードで2018年に手首の骨折でNCAAのトーナメントに出られなかった為、アーリーエントリーせずに大学に残り2シーズン目にチームを優勝に導きました。

2年目のスタッツは38試合全てにスターター出場し平均32.5分15.2得点、5.1リバウンド、2アシストを記録しました。

3ポイントの精度が高く、ドライブで切り込むスキルもあり、ディフェンス力も高いオールラウンダーです。

ドラフト10位のレディッシュはザイオン、バレットと同じデューク大出身の選手です。

203cm、99kgのスモールフォワードで、アウトサイドシュートやアシスト、213cmのウイングスパンを生かしたリバウンドが魅力で、こちらもオールラウンダーです。

デューク大ではザイオン、バレットがいたのであまり目立ちませんでしたが1試合平均13.5得点、3.7リバウンド、1.9アシストを記録しています。

22年目のビンス・カーターにも注目!

1998年NBAドラフトでウォリアーズから全体5位指名を受け、直後にラプターズにトレード。

なんと、1998年からNBAでプレイし続けているビンス・カーターは、来シーズンはNBA最長記録の22年目。

昨シーズンに続きホークスと契約。

ちなみに、昨シーズンは、先発で9試合に出場し、75試合に出場。

平均17.5分、7.4得点、2.6リバウンド、1.1アシストを記録。

当然ながら、全盛期よりも落ちるが、ベンチメンバーとしては戦力としてじゅうぶん。

 

2019-20シーズンで引退を表明しているだけに、こちらにも注目したい。

課題はとにかくディフェンス力

 今シーズンのスターターはトレイ・ヤング、ジョン・コリンズ、ケビン・ハーター、アレックス・レン、ディアンドレ・ハンターもしくはキャメロン・レディッシュになるのではないかと思います。

基本的には昨シーズンと変わらない体勢で、新加入選手をベンチから出す事で違いを作るといった流れになると予想しています。

となれば真っ先に挙げられる課題はディフェンスです。

昨シーズンはリーグ最多失点の119.4点といくらなんでも取られ過ぎでした(2位は116.8点)。

得点は113.3点とリーグ12位なので失点が減れば順位も上がる筈です。

そういう意味では、新加入選手はディフェンス力が高いので期待できるのではないでしょうか?

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