NBA2019-20シーズンの戦力分析~ワシントン・ウィザーズ

昨シーズンは主力級の選手を入れ替えた事で躍進が期待されたウィザーズでしたが、32勝50敗とイースタン・カンファレンスの11位に終わりました。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析を行っていきます。

※2019年8月現在

 

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ウォール、ハワードの怪我で下降線

 昨シーズン、ゴール下の要として獲得したハワードでしたが腰の負傷で手術が必要になった為、僅か9試合の出場に止まりました。

1試合平均12.8得点、9.2リバウンドのフィールドゴール率62.3%を記録したもののウィザーズにとっては最悪な形になりました(シーズン後に放出)。

更にアクシデントは続き、絶対的エースであるウォールも12月に怪我を負ってしまいます。

当初は踵骨棘の修復手術という話でしたが、自宅で転倒した際にアキレス腱の部分断裂を起こしてしまいます。

これにより復帰は早くても今シーズン後半になると言われており、チームにとって大打撃となりました。

ウォールは怪我を負うまでに32試合出場していて平均34.5分20.7得点3.6リバウンド8.7アシスト1.5スティールを記録しています。

主な移籍選手

 ウィザーズが獲得した主な選手はイシュ・スミス、アイザイア・トーマス、デイビス・ベルターンス、CJ ・マイルズです。

チームの司令塔であるウォールの代役を最優先に考え獲得したのがスミスとアイザイアでした。

スミスは昨シーズン、ピストンズでレジー・ジャクソンの控えとして56試合に出場し8.9点、2.7リバウンド、3.6アシストを記録しました。キャリア9シーズンで10チームを渡り歩く苦労人ですが3ポイントも期待できるガードです。

派手さは無いですが堅実なプレイが持ち味です。

アイザイアはセルティックスを放出されて以降、キャバリアーズ、レイカーズ、ナゲッツと移籍を繰り返しましたが股関節の怪我の影響もありプレイタイムが激減しています。

昨シーズンはナゲッツで12試合に出場して平均15.1分8.1得点1.1リバウンド1.9アシストを記録しています。

セルティックス時代にはウォール以上のパフォーマンスを見せていただけに完全復活が待たれます。

ベルターンスは、スパーズで育った3年目の若手です。

着実にスタッツを上げていて昨シーズンは76試合で8得点3.5リバウンドを記録しフィールドゴール率は45%でした。

ベルターンスの魅力は3ポイントで、フリーになればレーンの後方からでも打てます。

3ポイント率は42,9%と高い確率を持っています。

マイルズは昨シーズン、グリズリーズとラプターズで53試合に出場し6.4点1.8リバウンドを記録しています。

年齢と共に出場時間は減ってきていますが、アウトサイドシュートが期待できる頼れるベテランです。

八村塁にも期待が高まる

名門ゴンザガ大学で年々成長を重ね18-19シーズンには37試合全てにスターター出場して19.7点、6.5リバウンド、1.5アシストを記録しエースとしてチームを牽引しました。

2014年には日本代表としてU-17世界選手権に出場し大会得点王にも輝いています。

そんな八村の魅力はポストアッププレイやドライブ、ミドルシュートなどの得点力に加えブロックショットを含めたディフェンス力です。

日本人初のドラフト1巡目指名された八村も出場時間が増える事が予想されるので期待したいです。

 

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ウォール復帰までにどこまで踏ん張れるか

今シーズンのスターター予想はイシュ・スミス、ビール、トロイ・ブラウン、八村、トーマス・ブライアントです。

基本的にビール主体のチームになる事は間違いありませんが、相手チームは当然そこを抑えに来るでしょう。

その時に周りがどこまでサポート出来るかが大きな課題になりそうです。

ハワードが抜けてセンターが得点を取るチームでは無くなったのでスターターに加えアイザイア、ベルターンス、マイルズらの得点に期待が掛かります。

どのタイミングでウォールが復帰するか分かりませんが、9,10位あたりで踏ん張れればプレイオフ進出も見えてくるのではないでしょうか?

 

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