NBA2019-20シーズンの戦力分析~ダラス マーベリックス

昨シーズンは33勝49敗でウェスタン・カンファレンスの14位で終わり、3年連続でプレイオフから遠ざかっているマーベリックス。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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史上最長の21シーズン同一チームでプレイしたレジェンドの引退

 マーベリックスの象徴でありレジェンドでもあるノヴィツキーは、4月9日に行われたホーム最終戦で

「今日が自分にとって最後のホームゲーム」

とファンの前で引退を発表しました。

マブス一筋で21シーズンプレイしてきたノヴィツキーは2011年にチームを優勝に導き、自身もファイナルMVPを受賞しています。

生涯通算成績は1471試合に出場して平均20.7得点、7.5リバウンド、2.4アシストというスタッツでした。

チームの方は全く振るわず散々でしたが、ドンチッチの活躍は素晴らしく1年目から72試合にフル出場して平均21,2点、7.8リバウンド、6アシストのスタッツを記録し50試合で1000得点の達成や10代で史上初となる30得点越えのトリプルダブルを記録するなどマーベリックスの期待の星となりました。

若きスター同士の競演

 マーベリックスは今年2月に大型トレードを行いました。

これによりマーベリックスはデアンドレ・ジョーダン、デニス・スミスJr、ウェスリー・マシューズを放出しクリスタプス・ポルジンギス、コートニー・リー、ティム・ハーダウェイJr.を獲得しました。

中でもポルジンギスはニックスのエースとして活躍し現在は左膝の前十字靭帯の断裂でリハビリ中ですが、負傷前の成績は平均22.7得点、6.6リバウンド、2.4ブロック、フィールドゴール率43.9%と高いパフォーマンスを誇りビックマンながら3ポイントの確率も高い選手です。

ハーダウェイJrは昨シーズン、ニックスとマーベリックスで65試合に出場し平均18.1点、3.4リバウンド、2.4アシストを記録しており、3ポイントが得意なスコアラーです。

コートニー・リーは11年目のベテランで、昨シーズン若手主体に切り替えたニックスでは出場機会が減っていた為、本調子ではありませんでしたが3ポイントが上手く2ケタ得点を挙げられる選手です。

その他の移籍組や期待の若手

他にも、昨シーズングリズリーズで26試合に出場し平均30.8分12.2得点5.4リバウンド5.3アシスト1.6スティールを記録した攻撃力のあるガードのデロン・ライト、昨シーズンはブレイザーズの選手としてプレイオフに進出し、兄のステフィンと熱い対決を見せたセス・カリー、昨シーズンはクリッパーズとシクサーズでプレイした巨人ボバン・マリヤノビッチなどがチームに加わりました。

また、昨シーズンは73試合中38試合にスターター出場して平均21分、9.3得点、3.2アシスト、フィールドゴール率46.7%を記録したガードで2年目のジェイレン・ブランソンや、昨シーズンにハリソン・バーンズとのトレードで加入した3年目のジャスティン・ジャクソン、同じく3年目でベンチからの得点を期待されるマキシ・クレバーなどの成長も期待できます。

本格化は来期以降か?

 今シーズンのスターターはデロン・ライト、ハーダウェイJr、ドンチッチ、ポルジンギス、ドワイト・パウエルと予想します。

ドンチッチとポルジンギスが一緒のコートに立った時、どんなケミストリーが起こるかワクワクしますし非常にフレッシュで楽しみなラインナップですが、課題になりそうなのはキャリアの若いメンバーが多過ぎる事でしょうか。

この中で1番上なのがハーダウェイJrの6年です。

その上はベンチを合わせてもコートニー・リーだけしかいません(11年)。

もちろん年齢はまちまちですが、色々な局面を経験しているベテランの存在は、チームの流れが悪くなった時こそ必要になると思います。

どちらにせよ今シーズンは、勝利数よりもチームのバランスを整える年になりそうですし、本格的にプレイオフやその上を目指すのは来期以降になるのではないかと思っています。

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