昨シーズンは33勝49敗でウェスタン・カンファレンス13位に終わり2年連続のプレイオフ進出は叶いませんでした。
ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。
※2019年8月現在
シーズン中から巻き起こったデイビスの移籍騒動
チームの絶対的エースでありリーグを代表する程のビックマンに成長したデイビス。
しかし、チームはプレイオフに進出する事は出来ても優勝争いに絡むまでの力はありません。
すると昨シーズン、デイビスは2月のトレード・デッドライン前に自らのトレードをペリカンズに要求し、チャンピオンシップを争えるチームへの移籍を求めました。
結局シーズン中の移籍は叶いませんでしたが、一連の騒動でホームのファンからはブーイングを浴びチームも勝利数を伸ばせずシーズンが終了しました。
才能豊かな若手とトレード
オフに入ると6月にはデイビスの移籍先が発表され最有力と言われていたレブロン率いるレイカーズに決定しました。
ペリカンズにはデイビスとのトレードでレイカーズからロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートといった若き逸材が加入しました。
イングラムはシーズン後半に血栓が見つかり残り試合を全休しましたが、今シーズンの開幕までには完治する見込みであると発表されています。
欠場前には52試合にスターター出場し平均18.3得点、5.1リバウンド、3アシスト、フィールドゴール率49.7%を記録しています。
ドライブからのレイアップやアウトサイドシュートが持ち味で確率も良く得点力を見込める選手です。
ロンゾは今年1月に足首の負傷した為、残りのシーズンを全休しました。
欠場前の成績は47試合に出場して9.9得点 5.3リバウンド、5.4アシスト 1.5スティール、フィールドゴール率40.6%を記録しています。
ドラフト2位でNBA入りしたガードですが、見ての通りイマイチなスタッツです。
シュートに安定感が無く確率も悪いですしフリースローに至っては4割程度しか入りません。
大学時代は高確率でシュート決めていたので、いずれ上がってくると思いますが・・・。
ハートは昨シーズン67試合を主にベンチから出場し7.8得点、3.7リバウンド、1.4アシスト、フィールドゴール率40.7%を記録しています。
3ポイントとディフェンス力が持ち味です。
2019年ドラフト1位ザイオン・ウィリアムソン
選手の入れ替えが多くバタバタしているチームなだけに、ザイオンには期待が高まってしまいます。
デューク大で1年間プレイしていて平均30分22.6得点 8.9リバウンド 2.1アシスト、フィールドゴール率68.0%、3ポイント率33.8%と見事なスタッツを残していて、大学の個人賞はほぼ総なめにしています。
ザイオンの魅力は、ずば抜けた身体能力と201cm、129kgという体に見合わないボールハンドリングの上手さです。
荒削りながらアシスト、アウトサイドシュートも上達しています。
何よりこの体型ならNBAのビックマンとぶつかっても当たり負けしないでしょう。
今シーズンはプレイオフを狙えるチームに
今シーズンのスターターはドリュー・ホリデー、イングラム、ザイオン、JJ・レディック、デリック・フェイバーズと予想しますが、普通に強いラインナップだと思います。
チームを牽引するホリデーは、昨シーズン平均21.2点、5リバウンド、7.7アシストを記録している攻撃的なガードですしディフェンスも良い選手です。
フェイバーズは昨シーズンにジャズでスターター出場していて平均10点以上取れる選手ですし、シクサーズで3ポイントを量産し昨シーズンキャリアハイの平均18.1点を挙げたJJ・レディックらの加入は大きな武器になる筈です。
ベンチからはジャリル・オカフォー、ダリアス・ミラー、イートワン・モアなどが出てきてしっかり仕事をしてくれます。
新天地でロンゾ、ハートも気分一新して暴れてくれればプレイオフを十分狙えるチームになるでしょう。