NBA2019-20シーズンの戦力分析~メンフィス・グリズリーズ

昨シーズンは33勝49敗でウェスタン・カンファレンス12位に終わり2年連続でプレイオフに進めなかったグリズリーズ。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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ガソル、コンリー時代の終焉

 昨シーズンはドラフト4位のジェイレン・ジャクソンJr、カイル・アンダーソン、シェルビン・マック、ギャレット・テンプルなどを獲得し臨みました。

しかし思ったほど順位は伸びず2月には長年チームを支えてきたガソルをトレードで放出しました。

また、期待の新人ジャクソンJrが大腿部の打撲でチームを離脱。

これによりプレイオフ進出は事実上消滅しました。

更に、オフにはマイク・コンリーがジャズとのトレードでチームを離れる事が決定しガソル、コンリー時代の終焉を迎え再建期に入りました。

コンリーが昨シーズン記録したスタッツは平均21.1得点6.4アシスト1.3スティールでした。

主な加入選手

 これまでにグリズリーズが獲得している主な選手は、ヨナス・バランチュナス、ジェイ・クラウダー、ドワイト・ハワード、ジョシュ・ジャクソン、アンドレ・イグダーラ、タイアス・ジョーンズなどチームが再建期に入った為、多くの選手が移籍しています。

バランチュナスはシーズン中にガソルとのトレードで加入し、グリズリーズでは19試合に出場し19.9点、10.7リバウンドを記録しています。ゴール下を支配できるセンターです。

クラウダーは、コンリーとのトレードでジャズから加入しました。

昨シーズンは80試合に出場しベンチメンバーながら平均11.9点、4.9リバウンドをマークしていてプレイオフではロケッツ相手に23点を挙げるなど活躍しました。

ジャクソンはサンズからの移籍で2年目の若手ですが、昨シーズンは79試合に出場し11.5点、4.4リバウンド、2.3アシストを記録しています。3ポイントが得意な選手です。

タイアスはウルブズからの移籍で、昨シーズンは平均22.9分6.9得点4.8アシストを記録していて堅実なタイプの選手です。ガードの控えとしての起用になるでしょう。

ハワードは昨シーズン腰の怪我の影響によりウィザーズで9試合しか出場しておらず、グリズリーズに移籍したもののチームに残るかは微妙な所です。

イグダーラは、ウォリアーズから移籍してきたディフェンスの名手です。

ベンチメンバーから初めてファイナルMVPに輝いた選手でもあります。

グリズリーズはイグダーラをトレードに出す意向のようですが、現在までは動きがありません。

ドラフト2位の野心家ジャ・モラント

 再建中のチームにとって何より期待したいのは若手の台頭です。

その1番手になるのは今年のドラフトで獲得したモラントです。

名門校での活躍が評価された選手ではなく、中堅大学で驚くべき能力を発揮し自ら価値を上げ名前を売りました。

2019年3月には、これまで7人しか達成した事のないNCAAトーナメントでのトリプル・ダブルを達成しています。

更に、その年にNCAA初となる平均20点、10アシストを記録しカンファレンスMVPを受賞しました。

そんなモラントの持ち味は、ボールハンドリングの上手さやスピードを生かしたドライブとアシスト力です。

チームとしてもモラントとジャクソンJr.のコンビに期待するという趣旨のコメントを出しています。

 

チーム全体が成長するシーズン

 今シーズンはガソル、コンリーありきのチームだったグリズリーズにとって再建1年目のシーズンとなります。

スターターになりそうなのはモラント、カイル・アンダーソン、ジャクソンJr、ジョシュ・ジャクソン、バランチュナスでしょうか?

チームとしては、モラントとジャクソンJr.コンビの確立、成長が1番の願いでしょうしベテラン勢のサポートも必要になるでしょう。

今シーズンは勝利よりチームとしての成長を期待したいと思います。

また、今年2ウェイ契約の2年目を迎える渡邊雄太にも期待したいです。

どのタイミングでNBAのコートに立てるか分かりませんが、サマーリーグでも高いパフォーマンスを発揮しましたし、再建中で色々なパターンを試すであろう今シーズンは、出番が増える事が予想されます。

試合に出場できれば、それなりに活躍できる選手だと思っていますので是非、八村同様に本契約を勝ち取って欲しいです。

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