NBA2019-20シーズンの戦力分析~フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

シクサーズは昨シーズン、イースタン・カンファレンス3位となる51勝31敗で3位の成績を残しました。

プレイオフでは2回戦でラプターズと対戦し3勝4敗の惜敗でした。ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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悪夢のブザービーター

エンビートは相変わらずシーズンフル出場は出来ていませんが、シモンズの本格化やバトラーの加入により上位でシーズンを終えました。

プレイオフでも1回戦のネッツ相手に4勝1敗で勝利を飾り、2回戦のラプターズ相手にも一歩も引きませんでした。

バトラーの得点を中心に一進一退の試合が続き第7戦までもつれます。

試合は終盤まで差が付かずオーバータイム突入と思われましたが、レナードに劇的なブザービーターを決められ敗戦。

その後にチャンピオンとなるチームを追い詰めていただけに悔しさの残るシリーズとなりました。

主な移籍選手

オフにバトラーやレディックといった主力を放出したシクサーズが、これまでに獲得した選手はアル・ホーフォード、ジョシュ・リチャードソン、トレイ・バーク、トバイアス・ハリスなどがいます。

ホーフォードはセルティックのスターターを務めていたビックマンで、昨シーズンは平均29分、13.6得点6.7リバウンド4.2アシスト1.3ブロックを記録しています。

3ポイントも打てるシュートエリアの広さとディフェンス力の高さが特徴の選手です。

リチャードソンはヒートで全試合スターター出場している選手で昨シーズンは16.6点、3.6リバウンド4.1アシスト1.1スティールを記録しています。

3ポイントが上手い選手ですが、持ち味は198 cmながらブロックショットも多いディフェンス力でしょう。

バークは昨シーズン、ニックスとマーベリックスで58試合に出場して平均19.4分10.9得点1.7リバウンド2.7アシストを記録しました。

控えガードとして出場時間が少ない中でも結果を残せるミスの少ない選手です。

ハリスは昨シーズン途中にクリッパーズからシクサーズに加入しており、移籍するまでの55試合で平均20.9得点7.9リバウンドフィールドゴール率49.6%のスタッツを記録しています。

昨シーズンはキャリア8年目にして得点、フィールドゴール率、3ポイント率でキャリアハイをマークしました。

昨シーズンに負けず劣らず

放出した選手に負けないレベルの補強に成功したシクサーズ。

チームの主軸であるシモンズも、実質2年間のキャリアで成長を続けプレイオフのラプターズ戦では平均22点5.6アシスト7リバウンド1スティールを記録しました。

シーズン後には

「リーダーシップの面では間違いなく向上したと思う」

と自身の成長を口にしています。

課題となっている3ポイントとフリースローが入る様になれば、いよいよ止められる選手がいなくなります。

もう1人の主軸であるエンビードは昨シーズン、平均27.5点13.6リバウンド3.7アシスト、フリースロー率80.4%、フィールドゴール率48.4%が全てキャリアハイをマークするなどシモンズ以上に成長しています。

課題はプレイではなく怪我や体調不良などによる欠場の多さでしょう。

昨シーズンもレギュラーシーズンは左膝の痛みなどで出場は64試合に止まり、プレイオフでも出場したものの胃腸炎などで体調不良を起こしていました。

昨シーズンより上を目指すなら、そういった不安材料も消したい所です。

超強力ラインナップ

今シーズンのスターターはシモンズ、ハリス、リチャードソン、ホーフォード、エンビードになるでしょう。

何とも得点能力が高くシュートエリアが広いラインナップです。

ディフェンス力が高いのも魅力です。

ホーフォード、ハリスはキャリアも長くコミュニケーション能力も高そうなので問題ないでしょう。

万一エンビードが怪我した場合はホーフォードがセンターを出来ますし、控えにはカイル・オクインもいます。

レギュラーシーズンでチームケミストリーを高めていけば、今シーズンも十分に優勝を狙えるチームだと思います。

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