
Bリーグの2018-2019シーズンは、千葉ジェッツが50勝到達、天皇杯3連覇という偉業を果たし、誰もが年間王者は千葉ジェッツだろうという予想だった。
しかし、優勝したのはアルバルク東京。
現在、ワールドカップに向けた日本代表の親善試合が行われているが、日本代表が4人も名を連ねている。
2連覇の立役者、日本代表4人も育てたのはルカ・パヴィチェヴィッチHCといっても過言ではない。
ルカ・パヴィチェヴィッチHCとはどんな人物なのでしょうか。
魅力に迫ります。
ルカ・パヴィチェヴィッチHCとは
モンテネグロ出身の51歳。
セルビアやクロアチアでバスケットボール選手として活躍しており、活躍している中での引退。
その後、セルビアでコーチ経験を積み、2016年日本代表のHC就任。
2017年よりアルバルク東京でHCに就任しています。
バスケットに関してはとても熱く、審判への激しい抗議のあまりラインを超え訴え、退場したことも多くある。
アルバルク東京の選手が、コートライン際で考えている姿を写真に収めているくらいだ。
ルカ・パヴィチェヴィッチHCの監督論とは
2018-2019年シーズン、セミファイナルでは琉球相手に2勝1敗と接戦を制した。
しかし、休養期間が短くアルバルク東京にとっては不利と言われている中、2連覇を果たした理由はルカ・パヴィチェヴィッチHCの大胆な采配が勝利の決め手と言っても過言ではない。
それは、シックスマンである馬場雄大の先発起用だ。
本来、馬場雄大はエースである田中大貴とポジションがかぶるため、先発起用はしない。
他のチームならば迷わず馬場雄大を先発だろうが、先発ではないことはアルバルク東京の強みでもある。
この馬場雄大はルカ・パヴィチェヴィッチHCが将来の日本の為に、大学時代から目をつけ、アルバルク東京へ声をかけたことは有名な話だ。
ルカ・パヴィチェヴィッチのお陰で馬場雄大が大きく成長したとも言われている。
そんな2人の先発起用で、オフェンス力に定評のある千葉ジェッツ相手に前半から突き放した。
この大胆な起用が勝利につながったとっても過言ではない。
選手の能力を見極める力、大胆な采配ができるHCである。
ルカ・パヴィチェヴィッチの素顔
試合中は熱い人なので、とても怖いのではないかと思われがちだが、試合が終われば笑顔の絶えない人である。
そのシーンが、2つある1つはセミファイナルで琉球の佐々HCとの涙の抱擁シーン。
2つ目は優勝後、笑顔で選手たちに声をかけるシーンだ。
怖いときもあるが選手や、他のHCに慕われる素顔は笑顔の絶えないルカ・パヴィチェヴィッチHC。
2019-2020シーズンはオリンピック前でもあり、主要選手が日本代表として集められるアルバルク東京はチーム練習もうまくできず、厳しい状況であることに違いない。
しかし、今年の目標は3連覇と言っていたので、今年もアルバルク東京が優勝候補であることは間違えない。
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