NBA2019-20シーズンの戦力分析~ミルウォーキー・バックス

昨シーズン唯一の60勝を挙げリーグ全体1位でレギュラーシーズンを終えたバックス。

しかし、プレイオフではカンファレンスファイルでラプターズに2勝4敗で敗れシーズンを終えました。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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ヤニス・アデトクンポ飛躍の年

昨シーズンはバックスのエースとして安定した活躍を見せ、オールスターではチームヤニスのキャプテンを務めるなど飛躍の年となったヤニス。

プレイオフでも得点、リバウンド、アシストでチームリーダーとなりました。

優勝候補のセルティックを破りカンファレンスファイルでラプターズと対戦しますが、1,2戦を快勝します。

しかし、3戦からディフェンス力の高いラプターズはヤニス封じのディフェンスを仕掛けると、これに対応できずリズムを狂わされます。

結局最後までラプターズのディフェンスに抑えられ4連敗でシーズンを終えました。

ですが、シーズン終了後ヤニスはMVPを受賞しています。

主な移籍選手

バックスがこれまでに獲得した選手はロビン・ロペス、ウェスリー・マシューズ、カイル・コーバーなどです。

ロビンはバックスに所属しているブルック・ロペスの弟でロペス兄弟はキャリア11年目にして初めて同一チームでプレイする事になります。

昨シーズンはブルズで74試合に出場して平均9.5得点、3.9リバウンド、1.2アシスト、1.1ブロック、フィールドゴール率56.8%を記録しています。兄ブルックの控えとして出場する事になりそうです。

マシューズは昨シーズン、マーベリックス、ペイサーズ、ニックスで69試合に出場して平均12.2得点、2.5リバウンド、2.3アシストを記録しています。ディフェンスと3ポイントが魅力の選手です。

コーバーは完全なる3ポイント職人でキャバリアーズ、ジャズで70試合に出場した昨シーズンは平均8.6得点2.3リバウンド1.2アシスト、3ポイント率39.7%を記録しています。

キャリア16年で38歳となった現在も3ポイントを平均2本は決めています。

また、ヤニスの兄タナシス・アデトクンボが、入団した事で話題になりましたが特に推せる材料が無いので割愛します。

昨シーズンと同じ顔触れで優勝を狙う

昨シーズン主力ガードを務めたマルコム・ブログドンは放出しましたが、圧倒的な強さでレギュラーシーズンを制したメンバーはほとんど残留しています。

今シーズンも期待が掛かるのはクリス・ミドルトン、エリック・ブレッドソー、ブルック・ロペスです。

ミドルトンは昨年のオールスターにも選ばれ昨シーズンは平均18.3得点6リバウンド4.3アシストを記録しています。派手なヤニスに比べあまり目立たない選手ですが、攻守に渡り活躍が出来るバックスの重要人物です。

 

ブレッドソーは先発ポイントガードで平均15.7得点4.6リバウンド5.5アシスト1.4スティール、フィールドゴール率49.2%を記録しました。

185cmと小柄ながら筋肉モリモリのマッチョマンでゴール下に切れ込んでも当たり負けしません。

ディフェンス力も非常に高い選手です。

ブルックは昨シーズン、センターとして81試合全てにスターター出場して平均12.5得点、4.9リバウンド、2.2ブロックを記録しています。

3ポイントも打てるセンターで、NBA史上初となる1シーズンで3ポイントとブロックを170本以上記録した選手です。

ブルックがいる事でヤニスの役割を軽減させる事が出来ます。

昨シーズンのリベンジなるか?

 今シーズンのスターターはブレッドソー、マシューズ、ミドルトン、ヤニス、ブルックになると思うので、攻守でヤニスを中心に戦う構図は昨年と変わりません。

単純な比較ではブログドンが抜けた穴の方が大きそうですが、シューターが増えた事で得点力は伸びそうですし、控えセンターの厚みも強化されました。

イリヤソバ、パット・カナトン、ジョージ・ヒルなどのベンチメンバーも自分の仕事をしっかりこなせる選手が多いです。

昨シーズン、多くの選手がカンファレンスファイルまで進んだ経験と敗れた悔しさを味わっていますので、今シーズンに活きてくる筈です。

様々な視点から見て今年も優勝候補の本命である事は間違いないでしょう。

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