NBA2019-20シーズンの戦力分析~トロント・ラプターズ

昨シーズンのチャンピオンチームであるラプターズは、レギュラーシーズンを58勝24敗の2位で通過するとプレイオフでも苦しみながら勝ち星を重ねチャンピオンリングを手にしました。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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球団史上初の快挙

ラプターズは1995年にチームを結成して以来、優勝がありませんでした。

毎年プレイオフに進むもののファイナルの舞台に立つ事も出来ていません。

するとチームは昨シーズン、エースのデローザンを放出しカワイ・レナードをトレードで加入させました。

賛否両論ありましたが結果的にこれが大成功となります。

プレイオフに進んだラプターズはカンファレンスファイナルでバックスを倒し、初のファイナルでは絶対王者ウォリアーズと対戦します。

ウォリアーズに怪我人が出た事やレナードの驚異的なパフォーマンスもあり終始優勢にシリーズを進めたラプターズが球団初の優勝を達成しました。

主な移籍選手

残留か移籍かで大きな話題となったレナードの決断は移籍でした。

更に昨シーズンスターターを務めたシューターのダニー・グリーンも移籍をしています。

ラプターズが、その穴埋めに獲得した選手がスタンリー・ジョンソン、キャメロン・ペイン、ロンデイ・ホリス・ジェファーソンです。

ジョンソンは昨シーズン、ピストンズとペリカンズで66試合に出場して平均18.3分、6.9得点、3.3リバウンドを記録しており、攻撃面というよりはディフェンスを期待されている選手です。

ペインは昨シーズン、ブルズとキャバリアーズで40試合に出場して平均17.8分6.3点、2.7アシストを記録しました。

2ケタ億点を挙げる事も珍しくありませんが、3ポイントの確率は2割台と低くなっています。

ジェファーソンは昨シーズン、ネッツで59試合に出場して平均8.9点5.2リバウンドを記録しています。

若干スタッツを下げましたが、一昨年には平均14点を挙げています。

ルーキー時代からディフェンスを評価されている選手です。

基本的には昨シーズンのまま

ビッグネームの移籍が無かったラプターズは、基本的に昨シーズンの主力がそのままチームを切り盛りする事になります。

中でもパスカル・シアカム、ノーマン・パウエル、フレッド・バンブリートの成長には期待したい所です。

シアカムは昨シーズンのスタッツ全てがキャリアハイをマークしており、プレイオフでも平均19点、7.1リバウンド、フィールドゴール率47%を挙げ優勝に大きく貢献しMIPも受賞しました。

課題は調子に波がある所でしょう。

レナードがいなくなった今シーズンは、チームを引っ張る存在になるので安定感が出て欲しいです。

パウエルは控え選手で昨シーズンは8.6点2.4リバウンド1.5アシストを記録しました。

これまでは平均16.8分の出場時間でしたが、今シーズンは出場時間が大きく伸びるシーズンになりそうなので、スタッツも伸びる事を期待したいです。

 

バンブリートはラウリーの控えガードですが、プレイオフの活躍は凄まじかったです。

特にファイナルでは大事な局面で3ポイントを次々決め最終戦では22点を挙げました。

今シーズンもバンブリートの活躍は欠かせません

戦力ダウンは必至!自信と経験でどこまでやれるか?

今シーズンはカイル・ラウリー、OG・アヌノビー、パウエル、シアカム、マルク・ガソル辺りがスターターになると思います。

高い確率と安定感で得点を量産したレナードとシューターのグリーンが移籍しましたが、補強は釣り合いが全く取れておらず今シーズンは優勝候補から外れるでしょう。

チームが苦しい時間帯に誰がボールをキープして得点に繋げられるのか?

抜けた2人のディフェンス力をカバーできるのか?

など課題は多いです。

ラウリー、ガソル、イバカといったベテランの経験と優勝を成し遂げた自信でチームをどこまで上げていけるでしょうか?

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