NBA2019-20シーズンの戦力分析~ロサンゼルス・クリッパーズ

昨シーズンはウェスタン・カンファレンスの8位となる48勝34敗でプレイオフに進出したクリッパーズ。

しかし、1回戦でウォリアーズと対戦し4勝2敗で敗れています。ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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最強シックスマンの活躍

クリス・ポール、グリフィン、ディアンドレの時代が終わりチーム再建を行っていたクリッパーズですが、ルー・ウィリアムズ、パトリック・ベバリー、ダニーロ・ガリナーリなどを中心にプレイオフに進みました。

1回戦で王者ウォリアーズと対戦しましたが、ルーがベンチスタートながら平均21.7点、7.7アシストを記録するなど活躍を見せます。

第2戦ではプレイオフ史上最大となる31点差を跳ね返し勝利を奪います。

最終的には2勝4敗で敗れたもののチーム力を考えれば大健闘と言えるでしょう。

シーズン終了後にルーは3度目となるシックスマン賞に選ばれています。

リーグ最強!攻守万能コンビの結成

今オフに移籍した選手の中でトップレベルの2人が同じチームに移籍しました。

ラプターズのカワイ・レナードとサンダーのポール・ジョージです。

レナードはラプターズを優勝に導きファイナルMVPを獲得したのは記憶に新しいですが、今シーズはクリッパーズで優勝を狙う事になります。

昨シーズンは60試合に出場して平均34分26.6得点、7.3リバウンド、3.3アシスト、1.8スティールを記録しプレイオフでは30.5得点、9.1リバウンド、3.9アシスト、1.7スティールをマークしました。

言うまでもなく圧倒的な得点力とディフェンス力を兼ね備えた万能選手です。

最優秀守備選手賞を2回、スティール王を1回受賞しています。

ジョージは昨シーズン、サンダーで77試合に出場して平均28得点、8.1リバウンド、4.1アシスト、2.2スティールを記録しました。

レナードと同じく攻守に優れた選手で、今年の優秀守備選手賞、最優秀選手賞(MVP)の最終候補に選出されていました。

昨シーズンのスティール王にも輝いています。

この2人は、リーグトップクラスのスーパースターながらエゴが無い選手なので一緒にプレイしても何の問題も無いでしょう。

そんな2人が同じチームに移籍した事で優勝候補の最右翼に挙げられています。

 

2人だけじゃない!脇を固める選手達

 優勝候補に挙げられる理由は脇を固める選手にもあります。

ガードのパトリック・ベバリーは何かと揉め事を誘発するバッドボーイの印象がありますが、ディフェンス力は非常に高く3ポイントを含めた得点も取れる選手です。

モントレズ・ハレルは平均16.6点、6.5リバウンド、1.3ブロックを記録していてゴール付近では強さを見せられる選手ですし、闘志むき出しのプレイが持ち味です。

昨シーズン、シクサーズから加入した2年目のランドリー・シャメットも有力で成長著しい若手なので、今シーズンもスタッツを伸ばすでしょう。

グリズリーズから加入したジャマイカル・グリーンは3ポイント率41%を記録するなど、計算が立てられる選手です。

レイカーズから加入したイビツァ・ズバッツも、今シーズンは出場時間が伸びそうなので期待されるセンターです。

ブレイザーズではスターターで出場していたモーリス・ハークレスの加入も大きいです。

これらに加えシックマンのルーがいる訳ですから優勝候補に挙げられるのも当然ですね。

海外ブックメーカーも優勝予想はロサンゼルス

今シーズンのスターターはベバリー、ジャマイカル、ジョージ、レナード、ズバッツになるでしょうか?

こう見るとセンターポジションはが1枚落ちる気がしますが、ハレルやジャマイカルがセンターポジションに入りながらローテンションでやっていくのでしょう。

その辺に関しては昨シーズンもチームを上位に導いた名将ドック・リバースH.Cの手腕でどうにでもなりそうですね。

近年では優勝どころかプレイオフ進出すら危ういロサンゼルスの2チームですが、海外のブックメーカーなどは早くも優勝予想を行っていてレナード、ジョージが加入したクリッパーズとレブロンとアンソニー・デイビスがコンビを組むレイカーズが最上位に挙げられています。

しかしレイカーズはカズンズが怪我で戦線離脱した為、クリッパーズ本命視はさらに加速するでしょう。

どちらにしても今年はロサンゼルスが大いに盛り上がるシーズンになりそうです。

 

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