NBA2019-20シーズンの戦力分析~ユタ・ジャズ

ウェスタン・カンファレンスの5位となる50勝32敗でプレイオフ進出を決めたジャズ。

しかし、プレイオフでは1回戦でロケッツと対戦して1勝4敗で敗れました。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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ルビオ、ミッチェル、ゴベアが躍動

 2017年にエースのゴードン・ヘイワードが移籍しましたが、ドラフト加入したドノバン・ミッチェルが予想外の大活躍を見せブレイクを果たしました。

2年目の昨シーズンは更なる成長とルディ・ゴべア、リッキー・ルビオらとのコミュニケーション向上が期待される中、順調に勝利を重ねプレイオフに進みます。

1回戦ではハーデン率いるロケッツと対戦し持ち前の守備力で臨みますが、打倒ウォリアーズに燃えるロケッツに3連敗してしまいます。

ホームでスイープされる訳にいかないジャズはミッチェルを中心に一矢報いましたが、シリーズ中は終始ミッチェル、イングズが低パフォーマンスだった事もあり5戦目を落とし1勝4敗でシ-ズンを終えます。

主な移籍選手

これまでにジャズが獲得した主な選手はマイク・コンリー、ボーヤン・ボグダノビッチ、ジェフ・グリーンなどがいます。

何と言っても1番大きいのはコンリーの加入でしょう。

キャリア12年のベテランガードは昨シーズン、グリズリーズで平均21.1得点3.4リバウンド6.4アシスト1.3スティールを記録し得点はキャリアハイをマークしています。

移籍したルビオに比べパスのバリエーションは少ないものの、サウスポーから放たれる3ポイントやドライブ、ジャンプシュートなどの得点力は大きく上回っています。

近2年はプレイオフを逃していたコンリーにとって優勝を狙えるチームのスターターを務めるチャンスは今後を考えても、そう多くないでしょうから結果が欲しいシーズンでしょう。

ボグダノビッチは昨シーズン、ペイサーズに所属しておりオラディポの欠場後にはチームの得点源として大きく貢献しました。

平均18点4.1リバウンド2アシスト、フィールドゴール率49.7%、3ポイント率42.5%というスタッツの全てがキャリアハイをマークしました。

見ての通り3ポイントを高確率で決めるシューターで、労を惜しまない仕事人です。

ジェフはウィザーズから移籍したフォワードで、昨シーズンは平均12.3得点、4リバウンド1.8アシストを記録し、近3シーズンでは1番多く得点を挙げています。

ジャズに移籍して楽しみにしている事は?の質問に

「自分にとっては、ディフェンス」

と答える程、守備力が高い選手です。

今シーズンも守備力が高そうなチームに

昨シーズンのジャズは平均失点が106.5点と少なくリーグ全体でも4位でした。

更にジャズは得点を平均111.7点挙げているので得失点差が5.2点あります。

これは平均失点の少ない上位チームの中でトップの数字です。

NBA年間最優秀守備選手のゴベアを軸に、個ではなく組織的なチームディフェンスで相手のリズムを崩していきます。

放出した選手もいますが、今シーズンはグリーンやビックマンのエド・デイビスなども加わっているので守備力の高さが変わる事は無いでしょう。

オフェンス力は昨シーズン以上に

今シーズンはコンリー、ミッチェル、ボグダノビッチ、イングルズ、ゴベアがスターターになるでしょう。

昨シーズンのスターターからルビオ、デリック・フェイバーズが変わっていますが、単純にスタッツを比べても明らかに得点力が増しています。

ベンチにも昨シーズンのメンバーは多く残っていますし、昨シーズン大きくスタッツを伸ばしたエマニュエル・ムディエイも加わっています。

昨シーズンまではミッチェルがダメなら試合に勝てない事が多かったと思いますが、コンリーが加わった事により得点面でも精神面でも楽になると思います。

守備力は変わらずに得点力が増えるならば、優勝も十分射程圏内に入るでしょう。

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