NBA2019-20シーズンの戦力分析~デンバー・ナゲッツ

昨シーズンはウェスタン・カンファレンス2位となる54勝28敗でプレイオフ進出を決めたナゲッツ。

プレイオフでは2回戦でブレイザーズに3勝4敗で敗れています。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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台風の目に

昨シーズン、1番のサプライズチームはナゲッツに間違いないでしょう。

ニコラ・ヨキッチがスターターに定着してからは、年々勝利数が上がっていたのでプレイオフに進出した事は驚きませんが、2位でレギュラーシーズンを終えた事はサプライズ以外の何ものでもないでしょう。

プレイオフでは1回戦でスパーズと対戦し、7戦までもつれながらも勝利を手にしますが2回戦でブレイザーズ相手にまたしても7戦までもつれ、さすがに疲労を隠せず敗れてしまいました。

選手の獲得に動かず

ビックネームが大きく動いた今オフにナゲッツは目立った動きを見せず、ほぼ昨シーズンのメンバーで2019-20シーズンを戦うようです。

動きを見せたのはアイザイア・トーマスの放出とジェレミー・グラントの獲得です。

グラントはサンダーからの加入で、昨シーズンは80試合に出場して平均32.7分13.6得点5.2リバウンド1アシスト1.2ブロック3ポイント率39.2パーセント記録しました。

得点、リバウンド、3ポイント率ではキャリアハイをマークしています。

ゴール付近では高い得点能力を見せますが、課題はミドルシュートの確率とアシスト数が少ない所です。

プレイオフでの経験を糧に

昨シーズンと同じメンバーで臨むナゲッツに期待されるのは、多くの選手が初めて経験したプレイオフでの経験値とチーム力の向上です。

中でもチームを引っ張るのは今シーズンもヨキッチ、ジャマール・マレー、ギャリー・ハリスです。

キャリア4年のヨキッチは昨シーズン平均20.1点10,9リバウンド7.3アシスト1.3スティールを記録してプレイオフでは全てのスタッツを伸ばしています。

得点、アシスト、ディフェンス何でも出来るオールラウンダーで3ポイント、フリースロー率も高いです。

昨年の10月には史上2人目のフィールドゴールをミスせずに30得点超えのトリプルダブルを達成しました。

キャリア3年のマレーは3ポイントを得意とする選手で、昨シーズンは75試合に出場して平均18.2得点、4.8アシスト、4.2リバウンド、フィールドゴール率43.7%、3ポイント率36.7%を記録し、プレイオフでは平均21.3点を挙げています。

3ポイントが得意な選手で1試合に48得点をマークした事もあり爆発力も持っています。

キャリア5年のハリスは昨シーズン、股関節の負傷で欠場もあり平均12.9点2.8リバウンド2.2アシストとスタッツを下げましたが、ドライブからの得点や3ポイントが持ち味の選手です。

プレイオフには出場しておりスタッツも上げています。

今シーズンは優勝候補の一角として

今シーズンのスターターはマレー、ハリス、ウィル・バートン、ポール・ミルサップ、ヨッキチになるでしょう。

バートンは攻守で安定感があり活躍を期待できる選手ですが、昨年のシーズン序盤に内転筋を痛め欠場が多くなりました。

その影響か、スタッツを大きく下げプレイオフでも総合的には精彩を欠きました。

ミルサップはベテランらしくプレイオフに照準を合わせ、大事な局面では若手たちを引っ張りました。

トーリー・クレッグ、メイソン・プラムリー、マリーク・ビーズリーなどのベンチから出てくるメンバーも大量に得点を取る選手はいませんが、多くの選手が少しずつ得点を挙げられるのが強みです。

また、昨シーズンがルーキーイヤーながら背中の手術で全休した2018年ドラフト14位のマイケル・ポーターJrがどれだけ戦えるのかも楽しみです。

 

昨シーズンと違い、立派な優勝候補として臨むナゲッツ。

ディフェンス力の高さと、チーム皆で得点を取る全員バスケで今シーズンはどこまで昇っていけるでしょうか?

 

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