2017年のドラフトで全体1位のガード、マーケル・フルツの躍進

2017年のドラフトで全体1位指名を受けシクサーズにしたマーケル・フルツ。

しかし彼のNBAキャリアは怪我とともに始まった…。

2019年にオーランド・マジックへ移籍し、新天地での飛躍に挑む彼は良い成績を残すことができるのか?

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怪我に悩まされた2シーズン

ルーキーシーズン序盤、肩の不調を押してまで試合に出ていたことが彼のシュートフォームからわかり、治療のため離脱した後の復帰戦、彼は10得点8アシストを記録。

そしてシーズン終盤の4月11日のバックス戦、19歳と317日で史上最年少でトリプルダブル(13得点10リバウンド10アシスト)を記録するなど、今後の活躍に期待が高まり順調な滑り出しだと思われた。

しかし痛みがその後も続いたことにより、1シーズン目の14試合の出場から翌シーズンも19試合のみの出場にとどまった。

マジックへの移籍は吉と出るか凶とでるか

長身ガードのベン・シモンズやジョエル・エンビートら若手の活躍とジミー・バトラーやトバイアス・ハリスらの加入により一気に強豪へと上り詰めたシクサーズは、怪我に悩むマーケル・フルツを2019年にマジックへと放出した

怪我なくシクサーズに残留できていればフルツ、シモンズ、エンビートのリーグ最強の若手トリオの誕生だと思われたがそれも叶わず、彼は新天地オーランドでの躍進を目指すことになった。

マジックは近年低迷しているものの、アーロン・ゴードンやエバン・フォーニエら中堅どころが揃うアスレチックチームで、うまくマッチすればフルツの万能なプレイスタイルに花が咲く可能性も決して低くはない。

マジックで中心的存在になれるか?

悪くないメンバーが揃いながら勝てないマジックに足りないのは、決定的場面で頼れる選手と絶対的信頼を寄せる司令塔だ。

アスレチックかつシュート力、パスセンスも高い選手であるフルツは、ウェストブルックのような存在になることができれば理想的だろう

彼の元の実力を考えれば、調子が良ければ今シーズン平均二桁得点は固いはずだ。

最年少トリプルダブルを記録した彼のポテンシャルはまだまだ未知数であり、今後の活躍に大いに期待できるはずだ。

 

【文:Kenshin】