ペリカンズに所属するロンゾ・ボールの弟で高校時代に驚異的なシュートレンジと高いパスセンスを武器に得点を量産し一躍有名となったラメロ・ボール。
高校卒業後は大学に進学せずリトアニアのプロリーグに進み、その後アメリカでのプレイを経由して現在はオーストラリアのプロチーム”Illawarra Hawks”でプレイしている。
2019年9月のESPNによる2020NBAドラフト予想ではラメロ・ボールが全体3位予想となっており、今後1位まで順位を上げる可能性もある。
ほとんどのスタープレイヤーが通ってきたNBAの登竜門と言われるNCAAでプレイしていない彼はNBAで活躍できるのか?
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JBA、オーストラリアリーグではアピールするのに申し分ない成績を残す
2018年に在籍したJBAリーグのロサンゼルス・ボーラーズではレギュラーシーズン8試合で平均39.6得点11.5アシスト14.6リバウンド3.8スティール1.2ブロックと驚異的な数字を叩き出している。
今シーズン、オーストラリアのイラワラ・ホークスで7試合に出場し平均12.5得点5.7アシスト6.4リバウンド1.7スティールを記録しており、アシストとリバウンドとスティールはチームトップの成績だ。
十分な経験は積んでいるものの多くの課題が残る
彼の代名詞でもある3ポイントの成功率はかなり低く、JBAでは13.8%、今シーズンは18%と試投数に見合ったそれなりの成功率を残す必要があるだろう。
またJBA、オーストラリアリーグともにNBAと比較すればリーグのレベルの差は歴然であるため、高い数字を残していてもNBAで活躍できるとは限らない。
リトアニアやオーストラリアのプロリーグで活躍しているため十分な経験値は持っているが、NBAの試合に慣れるには時間がかかるかもしれない。
NBAでの活躍はそう簡単ではないのが現実
若くして注目を集め将来を有望視される選手はごくわずかであり、そのうちの一人であるラメロは素晴らしい才能に溢れていると言えるだろう。
しかしその分プレッシャーも重くのしかかり、また兄との比較の対象にもなるためそれらがNBAで活躍することの妨げにもなりうる。
彼がNBAで活躍するには技術の向上ももちろんだが、精神的にさらに強くならなければならないだろう。
それを乗り越えた時に彼は大物になるはずだ。
【文:Kenshin】
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