時代はビッグスリーからデュオへ変化!チームに勝利をもたらす最強デュオは?~デンバー・ナゲッツ「二コラ・ヨキッチ & ジャマール・マレー」編

ニコラ・ヨキッチ

身長:213.4cm

体重:128.8kg

生年月日:1995年2月19日(24歳)

キャリア:4年

ポジション:パワーフォワード、センター

平均スタッツは2019年12月末現在

出場時間31.2分、18得点、6.8アシスト、10リバウンド、1スティール。

フィールドゴール率49.8%、3ポイント率31%、フリースロー率81%です。

 

ジャマール・マレー

身長:193cm

体重:97.5kg

生年月日:1997年2月23日(22歳)

キャリア:3年

ポジション:ガード

平均スタッツは2019年12月末現在

出場時間32分、17.3得点、4.6アシスト、4.3リバウンド、1.3スティール。

フィールドゴール率43.2%、3ポイント率32.7%、フリースロー率90.9%です。

 

チームバスケが主体のナゲッツなので、あまりデュオ感は無いですが4年目のシーズンを迎えました。

昨シーズン躍進したナゲッツの原動力でもある2人は、今シーズンも期待に違わぬ活躍を見せています。

この記事では、これまでの活躍・今後の課題・優勝の可能性などについて分析していきます。

twitterやっています!フォローお願いします!

プレイスタイルと今シーズンの活躍

 ヨキッチは、センタープレイヤーながら得点・アシスト・リバウンドを量産するハイブリッドなビッグマンです。

ゴール下での得点・リバウンドはもちろん、3ポイントも得意としておりトリプル・ダブルも多く記録しています。

今シーズンも安定したスタッツを残しながら得点・リバウンドで平均ダブル・ダブルを記録しており、10月26日には通算29度目のトリプル・ダブルを達成するなどチームに勝利をもたらしています。

 

今シーズンは、やや3ポイントの確率が悪いですが得点・アシストでヨキッチに次ぐ成績を残していてゲームメイク力も向上しています。

2人の基本的なプレイはピックアンドロール・ポップで、ヨキッチがスクリーナーになりマレーのジャンプシュートやドライブからのリターンパスで得点に繋げる事が多いです。

しかし、ヨキッチはドリブル・パス・ロングシュートが出来る選手なのでマレーがスクリーナーになる事もありますし、ヨキッチがボールを保持しながらパスを捌く事も多いので相手チームはマークマンを絞りづらくなります。

2人の連携は年々レベルアップしていると思いますが、それ以上に魅力なのはナゲッツというチームがデュオに依存する事なく全員で得点を挙げられている事です。

実際チームのスターターであるウィル・バートン、ポール・ミルサップ、ギャリー・ハリスは平均で2ケタ得点を記録していて、12月末時点でウェスタン・カンファレンス2位と文句ナシの前半戦になっています。

今後の課題

選手が日替わりで活躍するほどNBAきっての「全員バスケ」をするチームなだけに、デュオとしての欠点や課題は少ないですが、マレーのアシスト数はもう少し増えてもいいのではないかと思います。

確かにオフェンス時はヨキッチがパスを供給する事が多いですし、チーム全体でもパスを回しているので現状は問題ないとも考えられますが、ガードで4.6アシストは寂しい数字に感じます。

もし今のナゲッツでマレーがヨキッチ以上にアシストを増やせれば、ヨキッチの負担を減らすと共に更なるチームの底上げになるのではないでしょうか。

優勝の可能性

デュオの能力値に頼るのではなく、チームとして十分優勝を狙えるのではないかと思います。

これはデュオとはあまり関係ないですが、今シーズンは多くのチームが大幅な選手の入れ替えをした中でナゲッツはほとんど変わっていません。

まだシーズン半分も過ぎていませんが、平均失点は103.1点とリーグ1位の堅守を誇っていますし何より昨シーズンの経験がチームケミストリーを、より高めています。

もちろんシーズン終盤にかけて各チームが状態を上げてくると思いますし、レイカーズ・クリッパーズ・バックスが優勝候補なのは変わりません。

しかしナゲッツはデュオとしての精度をさらに高め、チームの完成度を生かして戦えばチャンピオンリングが見えてくるレベルにあると思います。