時代はビッグスリーからデュオへ変化!チームに勝利をもたらす最強デュオは?~ポートランド・トレイルブレイザーズ「デイミアン・リラード & CJ マッカラム」編

デイミアン・リラード

身長:188cm

体重:88.5kg

生年月日:1990715(29)

キャリア:7

ポジション:ガード

平均スタッツは201912月末現在

出場時間36.8分、26.7得点、7.6アシスト、4.3リバウンド、1スティール。フィールドゴール率43.8%、3ポイント率35.2%、フリースロー率88.7%です。

 

CJ マッカラム

身長:190.5cm

体重:86.2kg

生年月日:1991919(28)

キャリア:6

ポジション:シューティングガード

平均スタッツは201912月末現在

出場時間36.5分、22.2得点、3.7アシスト、4.2リバウンド、0.8スティール。

フィールドゴール45.5率%、3ポイント率37.5%、フリースロー率80.7%です。

 

共にチーム生え抜きのバックコートデュオで、昨シーズンはカンファレンス・ファイナルまで進むなど能力の高さは折り紙つきです。

7年目となる今シーズンは、どこまで勝ち進めるでしょうか?

この記事では、これまでの活躍・他の選手との関係性・優勝の可能性などについて分析していきます。

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プレイスタイルと今シーズンの活躍

リラードはドライブ力・シュート力に長けたガードです。

キレのあるドライブからスピードで抜き去る時もあれば、ハーフコート近くからディープスリーを平然と決める事もあります。

また、クラッチシューターとしても知られブザービーターを決めきる勝負強さを兼ね備えています。

今シーズンは開幕から連続で30点以上挙げるなどエンジン全開のスタートになっており、例年通りの安定したスタッツでチームを牽引しています。

オフには3108億と大型の契約延長が発表され、シーズンが始まってからもリラードと共にチームの中心として安定した活躍を見せています。

デュオの魅力

このデュオの魅力は安定感にあります。

インサイドにアタックしながら得点を挙げる事も多いですが、お互いサイズがある訳ではないのでミドル・ロングシュートも当然多く放ちます。

それでもリラードは近4シーズン平均で25点以上、フィールドゴール約40%以上、3ポイント約35%以上を記録。

マッカラムは平均20点以上、フィールドゴール約45%、3ポイント約40%を記録しています。

これだけ安定しているので2人が揃って不発に終わる試合は少なく、お互いがカバーし合えるのが最大の特徴です。

また、マッカラムはゲームメイクも出来るのでリラードがオフコート時にもチームバランスが崩れませんし、大事な局面でディフェンスがリラードに集まればビッグショットを決めきる技術やハートも持っています。

毎試合2人合わせて50点近くを挙げる事や、アシスト数の大部分を記録しているのを見ても分かるように2人でチームを牽引しているリーグトップクラスのデュオです。

チームとしての課題

得点力のある選手に共通して言われるのはディフェンス面での貢献です。

ブレイザーズのデュオも指摘される事があり、特にリラードはディフェンス力を批判される事も少なくありません。

それでも昨シーズンのチーム失点はリーグ14位の110.5点に止まり、ウエスタン・カンファレンス3位と結果を残しました。

ところが今シーズンは12月末時点でリーグ23位の114.1失点になっており、順位も9位と低迷しています。原因はモーリス・ハークレスやアルファルーク・アミヌ、エネス・カンターといったディフェンス力のある選手の放出でしょう。

また、代わりに獲得したハッサン・ホワイトサイドやシーズン途中に加入したカーメロ・アンソニーは得点面では問題ありませんがディフェンス力に不安を抱えています。

直近でも120点以上取られる試合も多くあり、今後どのように失点対策していくかが最大の課題になりそうです。

優勝の可能性

課題が克服されない限り現状では厳しいと思います。

マッカラム・リラードはスタッツを見ても例年通り機能しているので、デュオとして今以上の事を期待するのは無理な話です。

ユスフ・ヌルキッチの復帰も未定ですし、仮に復帰できたとしても長いブランク明けで調子を取り戻すには時間が掛かるでしょう。

可能性があるとすれば昨シーズンから多くの選手を入れ替えているので、終盤にかけてチーム全体が機能する事でしょうが、やはり優勝というのは現実的ではないと思います。