レブロン・ジェームズ
身長:205.7cm
体重:113.4kg
生年月日:1984年12月30日(35歳)
キャリア:16年
ポジション:フォワード
平均スタッツは2019年12月末現在
出場時間35.1分、24.9得点、11アシスト、7.9リバウンド、1.2スティール。
フィールドゴール率48.6%、3ポイント率33.8%、フリースロー率67.7%です。
アンソニー・デイビス
身長:208.3cm
体重:114.8kg
生年月日:1993年3月11日(26歳)
キャリア:7年
ポジション:パワーフォワード, センター
平均スタッツは2019年12月末現在
出場時間35.4分、27.7得点、3.2アシスト、9.5リバウンド、1.5スティール、2.6ブロック。
フィールドゴール率50.7%、3ポイント率30%、フリースロー率86.2%です。
リーグ屈指の支配者であるレブロンと現役最強パワーフォワードの呼び声高いデイビスのデュオ誕生は大きな衝撃を与えました。
結成1年目ではありますが、古豪レイカーズの復活に期待が高まります。
この記事では、これまでの活躍・デュオの魅力・優勝の可能性などについて分析していきます。
プレイスタイルと今シーズンの活躍
レブロンは、ガードからセンターまでこなせるスーパーオールラウンダーです。
年々進化し続ける事で弱点を克服し、常に高みを目指しながら35歳を迎えた現在もスタッツを下げる事なく活躍を続けています。
今シーズンは得点だけでなくアシストも量産しており、デイビス以外にも多くの選手が能力を発揮しチーム力を高めています。
ペイントエリアでは1on1を仕掛けながら味方のカットインやアウトサイドでフリーになった選手にパスを捌く技術も兼ね備えています。
今シーズンはレブロンとの連携プレイや、ハワード・マギーといったビッグマンとの合わせのプレイも多く見せていて、能力の高さを新天地でも発揮しています。
デュオの魅力
2人の魅力は順応性の高さだと思います。
どんなに優れた選手であっても新たな顔ぶれとフィットするのは簡単な事ではありません。
ましてや今シーズンのレイカーズはデイビス以外にもドワイト・ハワード、ダニー・グリーン、エイブリー・ブラッドリーなど新加入の選手が多く揃っています。
当然チームの中心はレブロン・デイビスのデュオですが、この2人がいち早くケミストリーを構築した事でチームとしても機能しています。
レブロンのアシスト数が多いので1人でチームをリードしているように思えますが、デイビスとの多彩なピックアンドロールやデイビスからハワード・マギーへのアリウープパスなど、質と確率の高い連係プレイが強みになっています。
もし攻め手を欠けば、どちらも個人技でフィニッシュまで完結できるので非常に抑えにくいデュオです。
また、デイビスはディフェンス力にも長けていて得意のブロックショットとスティールの数は長年キープを続けています。
今後の課題
デュオに関しては言えばデイビスは3ポイントの確率、レブロンはフリースローの確率があまり良くないという事ですが、どちらも懸念するほどの数字ではなく大事な局面では決めてくる選手なので問題はないと思います。
気になるのはレブロンの怪我です。
特に股関節の痛みは長い期間に渡り完治する事なくプレイを続けていています。
もしレブロンが治療の為にチームを離脱する事になれば問題になってくるのがベンチメンバーの層の薄さです。
ガードではアレックス・カルーソやラジョン・ロンドがいるのでゲームメイクには困らないでしょうが、カイル・クーズマやドワイト・ハワードなどの得点力・安定感を考えるとパンチ不足は否めません。
デマーカス・カズンズがいれば話は別ですが怪我からの復帰は未定となっています。
今後の事を考えるとベンチメンバーの補強は大きな課題になりそうです。
優勝の可能性
優勝候補に挙げられるだけあって12月末時点でカンファレンス首位を快走しているレイカーズ。
シーズンは半分も消化しておらず、デュオを筆頭にチームケミストリーが上がる余地はまだまだありそうです。
しかし、課題でも触れたようにレブロンは深刻ではないもののコンディションに一抹の不安を抱えているのは事実です。
またダニー・グリーン、ハワード、マギー、ロンドといった主力メンバーも年齢層が高くシーズン終盤にかけて怪我や故障などのリスクも出てきます。
同じく優勝候補に挙がっているクリッパーズやバックスに比べるとベンチメンバーが薄い分、極力フレッシュな状態でプレイオフに臨んで優勝を狙いたいでしょう。