ステフィン・カリー
身長:190.5cm
体重:83.9kg
生年月日:1988年3月14日(31歳)
キャリア:10年
ポジション:ポイントガード
平均スタッツは2019年12月末現在(4試合)
出場時間28分、20.3得点、6.5アシスト、5リバウンド、1.3スティール。
フィールドゴール率40.9%、3ポイント率24.3%、フリースロー率100%です。
クレイ・トンプソン
身長:198.1cm
体重:97.5kg
生年月日:1990年2月8日(29歳)
キャリア:8年
ポジション:スモールフォワード、シューティングガード
2018年の平均スタッツ
出場時間34分、21.5得点、2.4アシスト、3.9リバウンド、1スティール。
フィールドゴール率46.7%、3ポイント率40.2%、フリースロー率81.6%です。
「スプラッシュブラザーズ」でお馴染みのリーグを代表するデュオです。
昨シーズンのファイナルでトンプソンが前十字靭帯断裂の大怪我を負い復帰の目途が立たず、今シーズンはカリーも骨折した為チームは不振が続いています。
この記事では、デュオのスタイル・魅力や今後の展望などについて分析します。
それぞれのプレイスタイル
ディフェンスとの距離が少しでも空けば距離に関係なくクイックリリースで放つ3ポイントがカリーの代名詞です。
ボールハンドリングにも優れ、ドライブからの得点や周りを生かすアシスト力も高いです。
今シーズンは相棒のトンプソンが怪我で離脱しているので期待を一身に背負いながらプレイしていましたが、4試合出場した所で左手を骨折し復帰は早くても2月中と言われています。
トンプソンもカリーと同じく3ポイントを得意としていますが、ミドルレンジからの得点も多くキャッチアンドシュートの確率はNBAトップクラスです。
相手チームのエースとマッチアップするなどディフェンス力も高く攻守に優れた選手です。
怪我に関してチームサイドは、今シーズン中の復帰は難しいとコメントしています。
デュオの魅力
デュオ最大の魅力はやはり3ポイント力です。
カリーは1シーズンでの3ポイント成功数や3ポイントを成功させた連続試合など、トンプソンは1試合14本の3ポイント成功や1クォーターのみで37得点を決めたNBA記録などを持っています。
また、お互いに7シーズン連続200本以上の3ポイント成功(歴代1位)記録を持つなど、3ポイントに関する記録はほぼ2人が独占しています。
その為、このデュオが3ポイントを沈める事で本人はもちろんチームメイト、ウォリアーズファンのボルテージが上がり相手チームに大きなプレッシャーを与えます。
3ポイントを決めなければ勝てないチームではありませんが、「魅せながら勝つ」のがデュオの人気になっています。
とは言え2人ともシューターではないので、速い展開のラン&ガンも得意ですしカリーは華やかなパス、トンプソンは粘り強いディフェンスなど他の仕事でも勝利に貢献します。
既に3度もチームを優勝に導いており、現時点では最強のデュオと言える存在です。
デュオの課題
何度も優勝を達成しているので問題視される程ではありませんが課題に挙げられるがカリーはターンオーバー、トンプソンはシュート確率の波です。
ボールの保持やパスを捌く事が多いので仕方のない部分ではありますが、カリーのイージーなターンオーバーからチームのリズムが狂う事は少なくありません。
トンプソンは1シーズンで見れば高確率なスタッツで終了しますが、要所でシュート確率が偏る傾向が見られます。
しかし、どちらの課題も周りが理解しながらサポートしているのでチームの敗北に直結している訳ではなく、これこそがウォリアーズの強さとも言えます。
まさかの低迷からの出口は?
5年連続ファイナルに進出し、3度の優勝を経験しているウォリアーズが、12月末時点でカンファレンス最下位に低迷しているのは悪夢としか言いようがないと思います。
もちろん原因は怪我人の続出ですが、デュラントの移籍やイグダーラ・リビングストーンなど長年ウォリアーズを支えたベテランがいなくなった事でウォリアーズは終わったと言う人も多いです。
しかし、デュオが戻ればそれらの声が間違えだと証明できるのではないかと思います。
確かにデュラントは素晴らしいスコアラーですが、そもそもウォリアーズはデュラントが加入する前から強く優勝もしています。
ベテランの放出・引退も痛手ですが、怪我の功名と言える若手の台頭や新加入したディアンジェロ・ラッセルのスタイルもウォリアーズに合っていると思います。
何より、デュオの能力を1番理解し2人を最大限生かすプレイを知り尽くしたウォリアーズの心臓であるドレイモンド・グリーンがいます。
どのタイミングでベストメンバーが揃うか分かりませんが、ヘッドコーチを含め勝者のメンタリティーを持ったかつての王者の復活を楽しみにしたいです。