2020年オリンピックの前ということもあり、スポーツ人気も高まっています。
バスケットボール人気も高まる中、黒子のバスケは連載が終わった今でも人気の高いバスケットボール漫画です。
そんな中、はじめてみた人が疑問に思うことが
「なぜ黒子のバスケの誠凛高校はインターハイでなくウィンターカップで優勝したのか」
ということです。
同じバスケットボール漫画であるスラムダンクもDEAR BOYSでもインターハイに出場しています。
黒子のバスケがウィンターカップで優勝した理由に関して分析したいと思います。
1.現在はインターハイよりウィンターカップの方が人気が高いから
これまでの高校バスケットボールは、インターハイ=3年生の引退試合でした。
しかし、インターハイはバスケットボールだけでなく、同じ時期にほとんどのスポーツが開催されるため、特に注目されていませんでした。
そのこともあり、高校のスポーツと言えば、春高という時期をずらしたバレーボールや人気の高い高校野球、正月にあるサッカーが人気でした。
そこでバスケットボールが注目したのが、ウィンターカップです。
プロリーグもでき、ウィンターカップを盛り上げることで、強いチーム同士が再戦できるということで注目を集めてきました。
黒子のバスケはウインターカップに注目が集まりだした頃に書かれた漫画ですので、ウインターカップで優勝したと考えられます。
2.何度も誠凛高校が負けるのは読者離れに繋がる?
何度も誠凛高校が負けるシーンを書くのは読者離れに繋がるのではないかと考えたのではないでしょうか。
誠凛高校はインターハイで桐皇高校に負けています。
その負け方は読者も見ていて辛い試合でした。
キセキの世代もほとんどのチームが1回もしくは2回しか負けていません。
主人公のチームが1度も負けたことがないチームということもほとんどの場合がありえませんし、何度も負けるのも良くないと考えられたのではないでしょうか。
そのことも踏まえて、1度負けたあとに、その負けをいかして優勝できるというドラマを作り出そうとして舞台にウィンターカップが選ばれたと予想されます。
3.キセキの世代が揃う大会だから
もともと、黒子のバスケは、主人公である黒子テツヤが、個々の能力しか信じなくなったキセキの世代に仲間の大切さを思い出させるのが目的です。
しかし、キセキの世代のチームは東京(3チーム)・神奈川・秋田・京都にあります。
インターハイでは1県に1チームしか出場できないため、1つの大会で戦うことができません。
そこで同じ県も出場できる大会がウインターカップです。
ここで戦えば何年にも渡ってキセキの世代のチームを倒さなくても、1つの大会で全チームと戦うことができます。
4.一番の理由は「黒子のバスケを長引かせたくなかった?」
これまでに誠凛高校がインターハイではなくウィンターカップで優勝させた理由について理由をあげてきました。
1番の理由は、黒子のバスケを長引かせたくなかったのではないでしょうか。
飽きが来なくてすっきり終わりたかったこともあるでしょう。
その為にも、誠凛高校のバスケットボールチームを作った木吉鉄平がウィンターカップが最後と決められていました。
どちらにしても、優勝で終わるのはすっきりしていますね。
余談ですが、ウィンターカップは黒子のバスケが終わったあとも注目されています。
2019年のウィンターカップの決勝戦はなんと福岡勢同士。
最後の両チームの選手が混じって写真に収められている姿は、とても素晴らしいものでした。
どちらもライバルチームとして切磋琢磨してきたのでしょう。
その姿がよく分かる写真でした。