NBA 2019-20シーズン前半戦~勝手にNBAアワード! 最成長選手賞部門(MIP)

2019-20シーズンも、気が付けば早くも前半戦を折り返しました。

この記事では前半戦で成長力を感じさせた選手をピックアップして

「勝手にNBAアワード」

と題し独断と偏見で紹介します。

シーズンを通して最も成長した選手に贈られるMIP。

昨シーズンはトロント・ラプターズのパスカル・シアカムが受賞しました。

抽象的で予想の難しい賞ですが果たして誰が選ばれるでしょうか?

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シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)

 2020年1月末時点の個人スタッツ

平均35.5分出場、19.4得点、3.2アシスト、6.2リバウンド、1.2スティール、FG・45.9%、3P・33.5%、FT・81.9%。

 

アレクサンダーは昨シーズン、クリッパーズでルーキーイヤーを迎え1試合平均10.8得点、3.3アシスト、2.8リバウンドを記録しました。

今シーズンからサンダーに加入し開幕戦からスターターで起用されると、いきなり26点を挙げ次の試合では28点を記録するなどコンスタントに20点以上を重ねます。

更に驚きなのはリバウンドで195.6cmの身長ながら1試合8~9本取る事も珍しくありません。

1月14日のミネソタ戦では20得点、20リバウンド、10アシストという驚愕のトリプルダブルを史上最年少で達成しました。

まだ線の細い選手ですが、ディフェンスの間をすり抜けていくようなドライブと高確率なアウトサイドシュートを武器にしています。

ウエスト・ブルック、ポール・ジョージの退団で苦戦が予想されたサンダーがカンファレンス7位と善戦できている理由の1つとしてアレクサンダーの活躍も挙げられると思います。

昨シーズンから得点・リバウンドが大幅に上がっているので立派なMIP候補と言えると思います。

デボンテ・グラハム(シャーロット・ホーネッツ)

 2020年1月末時点の個人スタッツ

平均35.2分出場、17.9得点、7.6アシスト、3.5リバウンド、1スティール、FG・37.4%、3P・37.6%、FT・81.8%。

 

ルーキーイヤーとなった昨シーズンは、同ポジションにケンバ・ウォーカーやトニー・パーカーがいた事もあり出場時間が14.7分、1試合平均5.7点、2.6アシストというスタッツだったグラハム。

しかし、2人がチームを退団した今シーズンは多くの試合でスターター出場を果たしスタッツも大幅に上昇しています。

グラハムはポイントガードですが3ポイントを得意としており9~10本を固め打ちする試合もあります。

また、ドライブからゴール下に潜り込んでのレイアップやディフェンスを引き付けてからのアシストも大きな武器になっています。

また、1試合で30点40点を挙げる爆発力や勝負所でのクラッチシュートを決めきる勝負強さも持っており、ケンバに変わってチームの新たな司令塔になりました。

1年目は出場機会が少なくスタッツが低かった分、成長力が大きいグラハムもMIP候補になっています。

バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)

2020年1月末時点の個人スタッツ

平均34.6分出場、15.8得点、4.9アシスト、10.5リバウンド、1.1ブロック、 1.2スティール、FG・58 %、3P・9.1 %、FT・69.2 %。

 

ヒートで3年目を迎えるアデバヨも今シーズンに入りスタッツを伸ばしている選手です。

昨シーズンはセンターにハッサン・ホワイトサイドがいたので、82試合に出場するもスターター起用は28試合に止まり出場時間23.3分、8.9得点、2.2アシスト、7.3リバウンドというスタッツでした。

ホワイトサイドが移籍した今シーズンは開幕戦からスターターで起用されセンターに定着しました。

得点・リバウンドで平均ダブル・ダブルを記録していますが、これまでに3度のトリプル・ダブルも記録しておりアシスト能力の高さも発揮しています。

また、ブロック・スティールも安定して記録するなどディフェンスでもチームに貢献しています。

この1シーズンで3P・ FT率以外の全てのスタッツを上げるという成長力を見せたアデバヨも十分なMIP候補です。

この選手にも注目:ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)

 2020年1月末時点の個人スタッツ

平均33.5分出場、20.4得点、2.3アシスト、6.6リバウンド、1.2スティール、FG・49.8%、3P・37.8%、FT・75.5%。

 

注目したいのはセルティックス4年目のブラウンです。

ブレイクしそうで出来ない印象が強く、昨シーズンはベンチからの出場がほとんどでした。

しかし今シーズンは開幕戦からスターターで起用されており、既に2度の週間最優秀選手に選ばれるなど調子も徐々に上がってきています。

得点は昨シーズンから大きく上りキャリア初の20点台を高いシュート確率で維持していて、アシスト・リバウンドも安定して記録しています。

スタッツではスティール・アシスト・リバウンド・得点・FG、FT率がキャリアハイの数字になっているなど充実したシーズンになっています。

チームもカンファレンス3位に入っているので、このまま好調をキープしてもらいたいです。