後々最高のドラフトと言われた1996年につ続き、1997年ドラフトも名選手たちを生んだ。
その中でも最も偉大な活躍を見せた3人の選手を紹介しよう。
ティム・ダンカン(1位指名)
言わずと知れた歴代最高センターの1人。
あのスパーズの名将グレッグ・ポポビッチHCが最も信頼した選手であり、引退後レジェンドにも選ばれた。
落ち着いた選手でありながらバスケに対しての熱は誰よりも強く、数々の名場面を観客に届けた。
5度のNBAチャンピオンと3度のファイナルMVP、2度のシーズンMVPなど多くのタイトルを手にした。
チャンシー・ビラップス(3位指名)
最近では知名度もだんだん落ちてきてしまったが、彼もまたこの年のドラフトの中で華々しい経歴を手にした1人。
2004年にはNBAチャンピオンに輝き、ファイナルMVPを獲得。
ピンチの場面で多くの決勝シュートを決めたことからあだ名は”ミスタービッグショット”と名付けられ、強靭なメンタルとリーダーシップを誇った選手だ。
トレイシー・マクグレディ(9位指名)
彼もまた素晴らしい名場面を残した選手であり、怪我や中国への移籍などにより短いNBAキャリアとなったがそれでもいまだに人気の絶えない選手である。
30秒で13得点し大逆転した試合は今でも伝説となっており、当時唯一コービー・ブライアントに劣らなかったシューティングガードとも呼ばれていた。
【文:Kenshin】