2018-19シーズンのプレイオフ。
大接戦となった、カンファレンスセミファイナル。
トロント・ラプターズ対フィラデルフィア・セブンティシクサーズ。
NBA史に残るブザービーターを放ったのはカワイ・レナード。
この年のNBAプレイオフの主役は完全にカワイ・レナードだった。
誰もがオーバータイムになると思った
第7戦までもつれる大接戦となった、トロント・ラプターズ対フィラデルフィア・セブンティシクサーズ。
第4クオーター残り2分の時点で85-85の同点。
まさに「死闘」が繰り広げられた、この試合。
カワイ・レナードのシュートとパスカル・シアカムのレイアップにより、ラプターズが残り1分で4点リードを奪う。
いよいよ後がなくなったフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、フリースローで1点差まで追い上げる。
そして、残り時間4.2秒にはジミー・バトラーが速攻でレイアップを決め、試合を同点に持ち込んだ。
このままオーバータイムに突入だと思った人も多かっただろう。
しかし、最後のワンプレイでカワイ・レナードが奇跡を起こしたのだ。
普段、感情をあまり見せないカワイ・レナードが、さすがに、このプレイの後は感情をむき出しにした。
そして、トロント・ラプターズはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの、カンファレンス・セミファイナル第7戦に92-90で勝利したのだ。
伝説のブザービーター
マイケル・ジョーダンが1989年に決めたブザービーターは
「The Shot」
と呼ばれるようになり、伝説のプレイとして語り継がれている。
きっと、カワイ・レナードの、このブザービーターにも、近い将来何らかの名前が付き、伝説となることだろう。