NBA乱闘事件簿デンバー・ナゲッツ vs ニューヨーク・ニックス 2006年12月16日

真剣にやっているからこそ、熱くなる。

そして、熱くなるから、時に、熱くなりすぎて乱闘に発展する時もある。

 

今回は、2006年12月16日に起こった

「デンバー・ナゲッツ vs ニューヨーク・ニックス」

の対戦について書きたいと思います。

 

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総勢10名が退場になった大乱闘!

2006年、カーメロ・アンソニーは、オフェンス力を発揮し得点を量産していました。

 

そして、事件は、2006年12月16日。

試合終盤、ナゲッツはニックスに約20点差をつけ、圧勝モードでした。

JR・スミスがダンクに行こうとした残り時間1分15秒。

ニューヨーク・ニックスのマーディー・コリンズがハードなファウルを犯します。

 

これに対して、JR・スミスが激怒し大乱闘に発展します。

動画を見ればわかりますが、あきらかにわざとファールにいっています。

 

これは危険!

と言う事で、両チームの選手が、コート内にダッシュしますが、こう言う時に限って、結局は止めに入った別の所でトラブルが起きたりします。

 

カーメロ・アンソニーが、マーディー・コリンズに何か言われた事に対し激怒をし、殴りかかってしまいます。

結果、総勢10名を退場にし、カーメロ・アンソニーは15試合の出場停止になってしまいました。

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ニューヨーク・ニックスにとっては、イライラとするゲームではあった

この試合を振り返ると、ニューヨーク・ニックスにとっては、ストレスの貯まる試合だったと思います。

この日のデンバー・ナゲッツは、カーメロ・アンソニー34得点、マーカス・キャンビーが24得点と爆発していました。

また、他にも3選手が二桁得点をしていて、とても良い感じで得点を重ねられていました。

 

第3クオーター終了時点での得点差は10点程度でしたが、第4クオーターにデンバー・ナゲッツが一気に引き離し、最終スコアは

デンバー・ナゲッツ 123-100 ニューヨーク・ニックス

となりました。

 

ニューヨーク・ニックスにとっては、第4クオーター開始時点では10点差であれば、逆転可能な点差です。

しかし、デンバー・ナゲッツがそれを返り討ちにしたって感じの展開でした。

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ネイト・ロビンソンの主張

3度のダンクコンテストで優勝をしたネイト・ロビンソンも、この乱闘の首謀者の1人です。

175センチと低身長ながら、垂直飛びは90.2cmを記録し、2006年11月20日のヒューストン・ロケッツ戦では当時NBAで一番の長身ヤオ・ミン (229cm)のダンクをブロック(身長差はなんと50センチ!)

ものすごい身体能力でNBAを戦い抜いたネイト・ロビンソンは、この乱闘に参加した主要メンバーの1人として10試合の出場停止処分となりました。

 

しかし、この乱闘事件についてネイト・ロビンソンは

「圧勝しているにもかかわらず、ナゲッツがスターターを出場させ続け、恥をかかせたことがいけない」

とデンバー・ナゲッツを批判。

 

確かに、デンバー・ナゲッツはスターターを出場させ続けていましたが、負け方、そして、この試合がとてもネイト・ロビンソンにとっては悔しかったものだったと感じさせられるコメントだと思います。

(こう言ったコメントを出すのはどうかとは思いますが)

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カーメロ・アンソニー出場停止中の出来事

カーメロ・アンソニーが出場停止中にデンバー・ナゲッツは動いていました。

フィラデルフィア・セブンティシクサーズとトレードを行い、アンドレ・ミラーらとの交換でアレン・アイバーソンの獲得に成功したのがこの時期なんです。

 

当時得点王ランキングの1位と2位につけていたカーメロ・アンソニーとアレン・アイバーソンの最強デュオが誕生したのです。

カーメロ・アンソニー自体は、アレン・アイバーソンと得点機会を分け合うことになったため、得点王はコービー・ブライアントになりました。

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