
「The Washington Wizards select, ?Rui Hachimura!?」
日本人にとって、忘れられない歴史的なNBAドラフト2018。
あれから丸1年が経過しました。
コロナウィルスの影響でシーズンは中断してしまいましたが、ここまでの、活躍、そして世間の評価を見てみましょう。
デビュー戦でダブル・ダブルを記録!
正直、2019-20シーズンに関して、ワシントン・ウィザーズは良い状況とは言えないと思いました。
チーム事情が良くなかったり、再建中のチームでは、新人の選手にとっては、試合に出るチャンスが多くなるのは当然の事です。
全てが格上のチームや選手と対戦でき、試合に出場できると言う観点で考えると、八村塁はとても良い環境に置かれたと感じました。
しかし、八村塁のポテンシャルが期待以上だと思わされたのが、デビュー戦でした。
NBAデビュー戦で
約25分出場、14得点、10リバウンドでダブル・ダブルを記録しました。
デビュー戦を含め4試合連続で二桁得点!
デビュー戦を14得点で終え、その後の
対 オクラホマシティ・サンダー戦で「19得点」
対 サンアントニオ戦で「16得点」
対 ヒューストン・ロケッツ戦「23得点」
二桁得点を連日叩き出しました。
2019年12月1日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では30得点!
そして、2019年12月1日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では、30得点を決めました。
この試合、僕もロサンゼルスに試合を見に行きました。
NBAで八村塁は通用する!
とても感動しました。
米メディア「八村塁は安定している」
あのドラフトから1年。
米メディアがルーキーを振り返りました。
そこで
「八村塁は安定している」
と、コメントしています。
2019-20シーズンは41試合中30試合で2桁得点をしています。
リバウンドも、1試合平均6とこちらも立派な数字です。
また、調子の波が少ない事は、非常に良かったと思います。
そして、複数のポジションをこなせる柔軟さがあり、これは、現在のNBAの、明確にポジションを区別しない流れにのれていると思いました。
課題はディフェンスとスリーポイントか?
ディフェンスに関しては、八村塁だけでなく、多くの新人選手は苦戦していたと思います。
また、ワシントン・ウィザーズの選手事情は決して良くなかったので、八村塁がマッチアップする選手が、対戦相手の主力選手になる事がほとんどでした。
なので、ここは苦戦して当然だと思います。
むしろ、2019-20シーズンで鍛えられた部分なはずです。
あと、欲を言えば、もうちょっとスリーポイントも狙って欲しかったと思います。
シーズンを通じての確率が30%以下になってしまっていますが、そもそもスリーポイントを狙う場面をもっと作っても良いかと思います。
それでも、米メディアは
「ドラフト前の評価では、ワシントン・ウィザーズは八村塁を過大評価していると主張するファンが多かった。しかし、それは、過大評価ではないことは十分分かったはずだ」
と記載をしていました。
課題はあれど、2年目、3年目と怪我なく大きく羽ばたいてくれる事を期待したいですね。