
今やNBAを代表する選手にまで成長をしたヤニス・アデトクンボ。
2013年のNBAドラフト15位でミルウォーキー・バックスに指名されました。
「グリーク・フリーク」
と呼ばれ、NBAでプレイを始めてからと言うもの、驚異的な成長を遂げ、2017年から4年連続でオールスターに出場し、キャリア6年目にはMVPも獲得しました。
そして、2019-20シーズンはミルウォーキー・バックスをNBAトップの強豪チームにまで導きました。
そんなヤニス・アデトクンボは5人兄弟の三男で、長男以外は全員がバスケットボールをやっています。
(長男はサッカー選手)
二男のタナシス・アデトクンボ2014年のドラフト51位でニューヨーク・ニックスに指名されNBA入りをし、現在は、ヤニス・アデトクンボと一緒にミルウォーキー・バックスに所属しています。
四男のコスタス・アデトクンボは、2018年のドラフト60位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに指名されましたが、直後にダラス・マーベリックスにトレードされました。
残念ながら、ダラス・マーベリックスからは解雇されてしまいましたが、すぐにロサンゼルス・レイカーズと2way契約を締結し、NBA2シーズン目を迎えました。
そして、今回は、アデトクンボ兄弟の最終兵器五男の
アレックス・アデトクンボ
について書いてみようと思います。
アレックス・アデトクンボの進路はヨーロッパ
アレックス・アデトクンボはドミニカ高校出身の198㎝のシューティングガード兼スモールフォワードです。
ヤニス・アデトクンボ同様に、恵まれた身体能力と万能性を持つプレイヤーで、昨シーズンは24試合で平均20.2点、7.3リバウンドを記録したようです。
そして、今年卒業となれば、当然ですが、将来有望な高校生をアメリカの大学が見逃すわけはありません。
NCAAのデポール大はアレックス・に奨学金つきのオファーを出したようです。
昨今の流れで行けば、NCAAで実績を積んで、NBA入りと言う流れが多いので当然でしょう。
しかし、アレックス・アデトクンボはヨーロッパでプロになると決断しました。
アレックス・アデトクンボが選んだのは、スペインのUCAMムルシアと言うチームで、NBA入り許可の条項を含む3年契約となっているようです。
ちなみに、このUCAMムルシアと言うチームですが、現在1部リーグに所属しているようですが、チーム自体は低迷を続けているようで、戦力強化の目的でアレックス・アデトクンボの獲得をしたようです。
アデトクンボ5兄弟の最終兵器となれるか?
長男以外はバスケットボールプレイヤーであるアデトクンボ5兄弟ですが、現状、NBAで成功をしているのはヤニス・アデトクンボだけです。
二男のタナシス・アデトクンボは、現在27歳で、ミルウォーキー・バックスに所属していますが、決して良い成績を残しているとは言えません。
また、四男のコスタス・アデトクンボも決して良いとは言えません。
四男のコスタス・アデトクンボに関しては、まだNBAで2シーズンなので、年齢的にも、今後、何かのきっかけで成長できるチャンスのある年齢だとは思います。
もちろん、NBAに入っただけでもスゴイ事ではありますが、比較対象がヤニス・アデトクンボとなると、どうしても劣って見えてしまいます。
そして、五男のアレックス・アデトクンボはどうなのでしょうか?
ヤニス・アデトクンボは
「アレックスは自分よりも優れている」
と発言をしています。
ボクシングの「亀田三兄弟」のようですが、アデトクンボ5兄弟の最終兵器は、ヨーロッパで結果を出し、近い将来NBA入りしてくれるのでしょうか?
ヤニス・アデトクンボの言葉を信じ、今後に期待をしたいと思います。