NBA2019-20シーズン プレイオフ進出が叶わなかったチームを振り返る~クリーブランド・キャバリアーズ

レブロン・ジェームズがチームを去った昨シーズンは、ケビン・ラブの怪我もあり19勝63敗と4年連続NBAファイナルに進出したチームからは信じられない成績で終えました。

チーム再建に着手した今シーズンはヘッドコーチの交代があったものの目立った補強を行わず若手の出場時間を増やし戦いましたが、思うように機能せず19勝46敗とイースタン・カンファレンス最下位で終了しています。

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黒星が生み出す不協和音

昨シーズン途中からオフにかけてJR・スミス、ジョージ・ヒル、カイル・コーバー、キャメロン・ペイン、デイビッド・ヌワバを放出したキャバリアーズ。

今シーズンは怪我から復帰した新エースのラブ、ゴール下での強さが魅力のトリスタン・トンプソン、3年目となる若手のジェディ・オスマン、2年目のコリン・セクストン、ドラフト入団のケビン・ポーターJr、ダリアス・ガーランドが中心となりました。

序盤こそイーブンの成績を残しましたが、シーズンが進むにつれ連敗が増え15試合で14敗するなど順位を落としていきます。

すると今年の1月には温厚で知られるラブがベンチで怒りを露わにしたり、コート上で無気力ともとれるプレイをするなど不協和音が流れます。

この一件に関してラブはレポートを通して反省の言葉を口にしましたが、2月には選手とジョン・ビーラインヘッドコーチの関係が悪化したとしてビッカースタッフが新コーチとなりました。

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見えない方向性

今季プレイオフ進出を逃したチームの多くは来シーズンに向けた方向性がある程度確立されていますが、キャバリアーズは不透明な点が多く感じます。その1番の理由がラブ、トンプソンの去就です。

キャバリアーズ一筋のトンプソンは2015-2016シーズンの優勝に大きく貢献した1人で、今シーズンは57試合中51試合にスターター出場し12得点、10リバウンと平均ダブル・ダブルを記録しています。

しかし近年はトレードの噂が絶えず来期は制限なしのフリーエージェントとなる為、動向に注目が集まっています。

レブロン、アービングとのビッグスリーが解体した後もチームに残り、今シーズンは56試合全てに先発出場を果たしたラブも移籍の噂が絶えない選手です。

チームには今シーズン途中にトレードでアンドレ・ドラモンドが加わり、来期もキャバリアーズでプレイすると明言しているので2人の動向次第ではチーム作りの方向性が大きく変化するでしょう。

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若手はチームを救えるか?

 1つ確かな事は今後のキャバリアーズを牽引するのは若手選手であるという事。

エースを務めるラブも今年32歳とベテランの域に入りますし、トンプソンは若手のメンター的なタイプです。

ドラモンドも長くキャバリアーズに在籍する事は無いでしょう。

将来のエースとして期待されるのはキャリア2年のコリン・セクストンです。

小柄なガード選手ですが、今シーズンはキャリアハイの41点を挙げるなど平均20.8得点、3.1リバウンド、3アシスト、1スティールを記録。

出場試合数・出場時間・得点数ではチーム1位となっていますが、スリーポイントの確率が悪い事やガードにしてはアシスト数が少ない事、ボールを持ち過ぎるなど課題も多いです。

他にもドラフト5位入団でアウトサイドシュートが魅力のダリアス・ガーランドは59試合に先発出場し12.3得点、3.9アスシトを記録、ドラフト30位のケビン・ポーターJr.はベンチスターターながら平均10得点を挙げるなど共に将来有望な選手です。

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来期も課題の多いシーズンに

今シーズンのキャバリアーズは平均失点がリーグ23位、平均得点が25位とどちらも低く、怪我人が出ていたというような成績悪化に繋がる明確な原因もありません。

チームの現状ではオフに大物選手を獲得出来る可能性は低く、仮にトンプソンかラブのトレードを行ってもプレイオフ進出を狙うのは難しいと思います。

明るい材料としては、昨シーズン終盤にビッカースタッフヘッドコーチが就任してからは5勝6敗と成績改善の予兆が見られた事や、攻守での活躍が出来るドラモンドが開幕から加わる事、若手の成長が期待できる事などが挙げられます。

昨シーズンはスタッツを下げたジェディ・オスマンやイマイチ伸び悩んでいるラリー・ナンスJr.にもパフォーマンスを上げて欲しいです。

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