
2019-20のNBAシーズンはコロナの影響でシーズン中断や、や黒人差別問題など、色々とありました。
その中でも開催されたプレイオフ。
選手もガチンコですが、見る方もガチンコです。
いつも以上に真剣で、いつも以上に輝きを放つ選手達。
毎年毎年、最高です。
そんな中で、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ!
素晴らしかったです。
そんな、ニコラ・ヨキッチの話をしてみたいと思います。
決してエリート街道を歩んでいた選手ではなかった!
セルビアからアメリカへ来たニコラ・ヨキッチ。
プロデビューしたのは、2012年。
セルビアの国内リーグでした。
その後、海を渡りABAでプレイをします。
2014-15シーズンはABAリーグのMVPに選出されるなど、大きく飛躍します。
それでもNBA入りの際は、決して高い評価を得てはいなかったのか
2014年NBAドラフト41位でデンバー・ナゲッツに指名されました。
思ったよりも下位指名じゃないですか?
2巡目ですよ?
ちなみに、この年、デンバー・ナゲッツはボスニア・ヘルツェゴビナの
ユスフ・ヌルキッチ
を1巡目で獲得しています。
ちなみに、ドラフトではシカゴ・ブルズに16位で指名された後、交渉権がデンバー・ナゲッツに移動と言う、よくあるNBAの
「ドラフトされたけど、その日にトレード」
ってパターンだったようですね。
1巡目を使ってセンタープレイヤーである、ヌルキッチを獲得し、2巡目で、ドラフト当時はパワーフォワードで登録されていたヨキッチを指名するってのは、この年はナゲッツはビッグマンが欲しかったんですね。
※現在ユスフ・ヌルキッチはブレイザーズに所属
ヌルキッチは、ナゲッツには3シーズン所属しましたが、平均得点も10点以下とイマイチ結果は出せませんでしたね。
4シーズン目以降、ブレイザーズに移籍して出場機会も増え平均得点も二桁になりました。
しかし、怪我の影響で、2019-20シーズンは、ほとんど、出場機会がありませんでした。
と、話がそれましたが、僕が今回語りたいのは、ニコラ・ヨキッチ!
話を戻したいと思います。
1年目から活躍!
1年目からニコラ・ヨキッチは活躍するんです。
ルーキーイヤーの2015年。
2015年11月18日のスパーズ戦でダブルダブルを記録。
2016年2月1日のラプターズ戦でもダブルダブルを記録。
結果ルーキーイヤーは、平均10得点7リバウンドを記録しました。
1年目としては、良い成績だったと思います。
そして、2年目以降に期待ができる数字でしたね。
相棒「ジャマール・マレー」と共にナゲッツの中心に!
2016年にジャマール・マレーが入団します。
ただ、1年目である、2016-17シーズンのマレーは、基本的には控え。
2年目(2017-18シーズン)以降に出場機会が増えてスタッツも伸びていきます。
合わせてニコラ・ヨキッチもスタッツを伸ばしていくんです。
是非、ハイライト動画で、ニコラ・ヨキッチの成長を見てみて下さい。
2017-18シーズン
2018-19シーズン
2019-20シーズン
素晴らしいですね。
そして、2019-20シーズンのプレイオフのナゲッツの躍進につながるんです。
NBAオンリーワンのセンタープレイヤーへ
昨今のバスケットボールは「オールラウンダー」が比較的もてはやされる傾向があるかと思います。
ニコラ・ヨキッチは決してオールラウンダーってわけではないと思います。
ただ、センタープレイヤーとしてのリバウンド力に加え、シュートレンジの広さ、ハンドリングの良さ、そして、味方を活かすパスセンスを持ち合わせていると思います。
じゃあ、ニコラ・ヨキッチはセンター意外のポジションでもプレイができるのか?
と言われると、そう言うわけではないと思います。
ニコラ・ヨキッチの良さは、あくまで
センタープレイヤーでありながら、出来る事が豊富
って事じゃないかな?
と思います。
おかげで
ポイントセンター
なんて呼ばれたりしていますしね。
2020年のプレイオフ、対クリッパーズの第7戦に見せたトリプルダブルとか、本当に凄かったですよね。
19得点、22リバウンド、13アシストってどういう事?
と言うトリプルダブルでした。
また、センタープレイヤーとして自分の役割をこなしながら、チームを動かせる。
こんなプレイヤーは他にはいないと思います。
スタッツもすごいですが、スタッツ以上にニコラ・ヨキッチはゲームを支配して、チームを引っ張っていると思います。
もちろん、それを可能にしているのは、デンバー・ナゲッツと言うチーム、そして、相棒のジャマール・マレーですよね。
このバランスがニコラ・ヨキッチの活躍につながっているんだと思います。
最高の相棒とともに!
どこまでいけるか?
ニコラ・ヨキッチに注目ですね!