WリーグENEOSサンフラワーズの第三戦勝利!優勝の決め手は?

バスケットボールファンなら、心に残る試合というものがある。

2023年3月17日に行われたWリーグのENEOSサンフラワーズVSトヨタ自動車アンテロープスの第3戦。

ダブルオーバータイムまで突入した50分の激闘。

手に汗を握り、多くの人が感動し、涙を流した人が多かったでしょう。

そんなENEOSサンフラワーズVSトヨタ自動車アンテロープスの第3戦、ENEOSサンフラワーズの勝利の決め手は何だったのでしょう。

勝利の決め手だった3つのポイントを詳しく解説します。

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東京オリンピック銀メダリストの経験値

最も大きい勝因は、東京オリンピック銀メダリストの経験値だったのではないでしょうか。

2チームの中で東京オリンピックの銀メダリストのメンバーは以下の3人です。

・宮崎早織選手

・林咲希選手

・長岡萌映子選手

Wリーグでは土日に試合があるため、2連戦は経験があると思いますが、3連戦をすることはありません。

これまでのファイナル・セミファイナルを見ても3連戦することはほとんどありませんでした。

しかし、決勝は3連戦、しかもWオーバータイムなので3日間でトータル130分の試合です。

2チームの中で東京オリンピック5人制に出場した選手はすべてENEOSサンフラワーズの選手です。

山本麻衣選手・馬瓜ステファニー選手は3人制で出場しました。

東京オリンピックの5人制は連戦が多く、相手が世界の選手と戦いました。

しかも、ほとんどの試合が接戦。接戦を戦うためには1秒たりとも気が抜けないことを何度も経験しています。

その結果が長岡萌映子選手の終盤のブロック・林咲希選手の3ポイント、宮崎早織選手のエンドワンに繋がったと思います。

 

宮崎早織の覚醒

これまで、ENEOSサンフラワーズのPGは、大神雄子さん・吉田亜沙美さん・藤岡麻菜美選手など日本を代表する選手が多く、宮崎早織選手は陰に隠れていた部分が多かったです。

東京オリンピックでも町田瑠唯選手・本橋菜子選手が目立っていたように思えます。

そんな、宮崎早織選手の持ち味は、スタミナと足の速さを活かした得点力です。

宮崎早織選手の勝利のエンドワンは、試合の終盤でも足が止まっていなかったことからの得点に結びつくでしょう。

宮崎早織選手のスタミナバケモノ説は元チームメイトのOG選手が答えています。

 

自分の長所を活かしたPGの道を導いた宮崎早織選手の覚醒、そして今シーズン磨いたディフェンス力が勝利の要因となったのでしょう。

渡嘉敷来夢の安定感

最後は、渡嘉敷来夢選手の安定感です。

大怪我後、ワールドカップでの活躍ができなかったのは、ゴール下でのプレイを恐れていたからだと思っていましたが、トヨタ自動車アンテロープスの中で、最後までコートに立っていたセンターは3人中1人。

すべてファールトラブルとなったのは、渡嘉敷来夢選手のゴール下のポストプレイがあったからです。

それに加え、主将として、若手のPG星選手を励ます姿、試合に出ていない時間も積極的に声を出す姿もチーム一丸となって戦えた要因ではないでしょうか。

あれだけ涙を流す渡嘉敷来夢選手を見たことがありません。

苦しいシーズンだったからこその涙なのだと思います。

トヨタ自動車アンテロープスも素晴らしかった

これまでENEOSサンフラワーズの勝利の要因を紹介しましたが、トヨタ自動車アンテロープスも負けていた訳ではありません。

山本麻衣選手・川井麻衣選手の勝負所の3ポイントは、男子のPGを思い出すプレイ(富樫勇樹選手や河村勇輝選手・安藤誓哉選手)でしたし、梅沢カディシャ樹奈選手・シラソハナ ファトージャ選手・馬瓜ステファニー選手のゴール下とリバウンドは力強いものでした。

そして、HC就任1年目でチームを引っ張ってきた大神雄子HC。

どちらが勝ってもおかしくない歴史に残る名勝負でした。

その後の両チーム入り乱れての記念写真は、オリンピックを思い出させる光景でした。

 

Wリーグのファイナルでトレンド入りした人は?

ここまで歴史的な一戦。

その試合にいち早くトレンド入りをした人は、選手でもHCでもチーム名でもなく『エブリン』でした。

3戦の解説に急遽選ばれた馬瓜エブリンさん。

試合の終盤になるにつれ、妹(馬瓜ステファニー選手)の応援、トヨタ自動車アンテロープスの応援をしていたので、ENEOSサンフラワーズの方は不快に感じた人もいたかもしれません。

妹の馬瓜ステファニー選手は以下のようにコメントしています。

 

色々な考えがあると思いますが、面白い解説だったのではないでしょうか。