選手にとって大事な「背番号」
NBAには背番号の規定があって
0(00)-99
までを使用する事ができます。
ただし、さらに規定があり
・56以上の番号を着用する場合は、リーグの許可が必要
・同じチーム内に00と0を着用している選手がいてはいけない
・同じチームに所属していて背番号を変更する場合は最低4年間同じ背番号でプレイをした上での申請が必要
・同じチームで背番号を変更した場合、新しい背番号を最低3年間着用しなくてはならない
と言うのがあるようです。
もちろん、例外もあるのでしょうけど、基本ルールはこちらになっているようです。
今回は
「背番号「0」を着用した選手は?」
と言うテーマで書いてみようと思います。
ギルバート・アリーナス
背番号「0」の理由は学生時代に
「お前の出場時間はゼロだ」
と言われた悔しさを忘れないためらしいです。
アリゾナ大学時代、チームをNCAAトーナメント準優勝に導いた立役者であったにも関わらず、NBAドラフトでは2巡目31位と言う程評価でゴールデンステート・ウォリアーズから指名を受けました。
ポイントガードでありながらゲームメイクをするよりも自ら得点をし、チーム引っ張る点取り屋でした。
期待が低かったためか、ルーキーイヤー序盤は出場機会に恵まれなかったが、シーズン中盤に先発ガードのラリー・ヒューズが故障。
それを機に先発で起用されると、高い得点能力を発揮し、二桁得点の試合を連発しました。
そして、ルーキーイヤーは、10.9得点3.7アシスト1.5スティールの成績を残しました。
2年目の2002-03シーズンには18.3得点6.3アシストを記録しMIPを獲得。
その後、ワシントン・ウィザーズに移籍します。
ウィザーズでの1年目の2003-04シーズンは故障の影響もあり、出場は55試合となり期待外れになってしまいましたが、翌シーズンに飛躍を遂げます。
なんと、これまでのキャリア平均を大幅に上回るシーズン25.5得点5.1アシストを記録。
一気にNBA屈指の「点取り屋ポイントガード」としての地位を確立します。
翌2005-06シーズンにはさらに成績を伸ばし、シーズン29.3得点を記録します。
プレイオフにまで出場します。
しかし、プレイオフ1回戦は、当時、レブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズと対戦。
結果は、2勝4敗でチームは敗退しましたが、アリーナスは平均34点を記録。
2006-07シーズンには、キャリアハイとなる60得点、また、9試合で40得点以上を記録するなど活躍をしていましたが、シーズン終盤の試合中に左膝の外側半月断裂という大怪我を負ってしまいます。
2007-08シーズンに、怪我から復帰するも調子が上がらず、シーズン中に膝の手術を行い、シーズンの大半を欠場してしましました。
しかし、プレイオフ直前に復帰。
残念ながら、プレイ内容は完全復活とはほど遠い状態にあり、プレイオフの出場も4試合のみでした。
その後、ウィザーズと契約をしましたが、2008-09シーズンも故障に苦しみ、シーズンをほぼ全休。
2009-10シーズンに復活するも、拳銃をロッカールームに持ち込んだことが問題となり、2010年1月にNBAからシーズン終了までの出場停止処分になってしまいました。
2010年はオーランド・マジックと契約するが結果が残せず・・・
2012年には、メンフィス・グリズリーズと契約。
その後は、中国でプレイをし、引退となってしまった。
ラッセル・ウェストブルック
ルーキーイヤーは序盤こそベンチスタートでしたが、11月末には、先発の座を獲得。
持ち前の得点力を発揮、月間新人賞にも選ばれました。
3年目の2010-11シーズンは、2年連続82試合すべてに先発出場し21.9得点4.6リバウンド8.2アシストをマーク。
また初めてオールスターにも選ばれ、一気にスター選手の仲間入りを果たします。
2016-17シーズンは、チームメイトだったケビン・デュラント、サージ・イバカが移籍をし、サンダーを一身に背負ったウェストブルックは、トリプルダブルを量産。
2016-17シーズン、2017-18シーズンの2シーズン連続で、平均トリプルダブル記録。
これは「NBA史上初の2シーズン連続で平均トリプル・ダブル」である。
2019-20シーズンにヒューストン・ロケッツに移籍をし、かつてのチームメイトだったジェームス・ハーデンとデュオを結成する事になりました。
デイミアン・リラード
ウィーバー州立大学から2012年のNBAドラフトでポートランド・トレイルブレイザーズから全体6位で指名されてNBA入りをします。
そして、迎えた1年目は、なんと、満票で新人王を獲得しました。
オフェンスに関してはオールラウンドな能力の持ち主で、ドライブインから3ポイントシュートまで多彩な方法で得点ができるSG寄りのPG。最大の特徴は驚異的なクラッチ力(試合終盤の勝負を決定づけるような局面での活躍する能力)で、統計上、現在NBAで最も勝負強い選手とされています。
また、フリースローも得意としており、成功率は通算で80%を超えています。
しかし、ディフェンスには「やや難あり」と指摘されています。
ケビン・ラブ
高いバスケットIQの持ち主で、ゴール下での得点はもちろん外に出ての勝負もできるプレイヤーです。
ミネソタ・ティンバーウルブズでキャリアをスタートさせ、その後、クリーブランド・キャバリアーズへ。
気付けばNBAでのキャリアも2019-20シーズンで11年目。
ベテランの領域に入ってきましたが、まだまだ、その力は衰えていません。
ディアンジェロ・ラッセル
高校時代は、フロリダ州にあるモントヴェルデ・アカデミー高でベン・シモンズとともに2年連続の全米王者になりました。
その後、オハイオ州立大学進学し、主力として活躍。
2015年のNBAドラフトにアーリーエントリーします。
ドラフト1位で指名されるのでは?と予想されていましたが、ロサンゼルス・レイカーズに全体2位で指名されました。
2015-17シーズンはロサンゼルス・レイカーズ
2017-19シーズンはブルックリン・ネッツ
2019-20シーズンはゴールデンステート・ウォリアーズ
そして、2020年2月にトレードで、ミネソタ・ティンバーウルブズに移籍をしました。
ジェイソン・テイタム
デューク大学より、2017年のNBAドラフト全体3位で、ボストン・セルティックスに指名されNBA入りをしました。
2018年のプレイオフ2回戦、対セブンティーシクサーズ戦で、キャリア・ハイとなる、28得点を記録しました。
カイル・クーズマ
ユタ大学より、2017年NBAドラフト全体27位でブルックリン・ネッツから指名された後、ドラフト開催日にブルック・ロペスやデアンジェロ・ラッセルらが絡んだロサンゼルス・レイカーズとの大型トレードに組み込まれ、権利がレイカーズに移動。
そして、その年のNBAサマーリーグで、ファイナルMVPに選出されるなど、その才能の片鱗を見せました。
2018-19シーズンは、アンソニー・デイビス、ダニー・グリーンがレイカーズに加入しましたが、その中でも、先発出場する機会は多く、優勝を狙うレイカーズにとっては、必要な選手へと成長を遂げたと思います。
コービー・ホワイト
マイケル・ジョーダンの出身校でもあるノースカロライナ大学でプレイをし、歴代屈指のスコアラーとして、その名を残しました。
なんと、マイケル・ジョーダンが持っていた大学1年生時の得点記録を塗り替えた選手なんです。
そして、2019年のドラフト全体7位でシカゴ・ブルズに指名されました。
そして、ルーキーイヤーの2019-20シーズン。
11月12日に行われたニューヨーク・ニックス戦で、第4クォーターだけでスリーポイントを7本沈め、1クォーターで決めたスリーポイントシュート数のチーム記録を更新しました。
他にもNBAには背番号「0」の選手がいます。
ブランドン・グッドウィン(アトランタ・ホークス)
ジェレマイア・マーティン(ブルックリン・ネッツ)
マイヤーズ・レナード(マイアミ・ヒート)
カディーム・アレン(ニューヨーク・ニックス)
ドンテ・ディビンチェンゾ(ミルウォーキー・バックス)
ジョシュ・リチャードソン(フィラデルフィア・セブンティーシクサーズ)
テレンス・デイビス(トロント・ラプターズ)
マイルズ・ブリッジズ(シャーロット・ホーネッツ)
ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ニューオリンズ・ペリカンズ)
ジェイレン・レキュー(フェニックス・サンズ)
ナイジェル・ウィリアムズ・ゴス(ユタ・ジャズ)
などが、背番号「0」を着用しています。
Bリーグにも背番号「0」の選手がいます。
Bリーグにも背番号「0」の選手はいます。
田臥勇太(宇都宮ブレックス)
橋本竜馬(レバンガ北海道)
アンジェロ・チョル(青森ワッツ)
エグゼビア・ギブソン(新潟アルビレックスBB)
小淵雅(群馬クレインサンダーズ)
レオ・ライオンズ(富山グラウジーズ)
藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース)
小林遥太(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
會田圭佑(シーホース三河)
河村勇輝(三遠ネオフェニックス)
西裕太郎(バンビシャス奈良)
楯昌宗(愛媛オレンジバイキングス)
佐藤公威(島根スサノオマジック)
ジャマリ・トレイラー(広島ドラゴンフライズ)
スクーティー・ランダル(香川ファイブアローズ)
石崎巧(琉球ゴールデンキングス)
(※2019-20シーズン)
意外と多いですね。
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