2022-2023シーズンのBリーグはコロナ時とは違い、昇格だけでなく、B1→B2、B2→B3の降格が発表されました。
そして迎えたB2クオーターファイナル。
越谷・熊本・初プレイオフの青森、福島の敗戦など、目が離せない試合が数多く見受けられました。
今回は、これに勝てばB1昇格!セミファイナルに進んだB2の4チームを紹介していきたいと思います。
①安定したフィールドゴールでB1昇格!アルティーリ千葉
フィールドゴール率レギュラーシーズン48.9%とセミファイナル出場チーム1位。
長崎と同様攻撃型チームです。3ポイントが入りだしたら止められない大塚裕土選手をはじめとして、フィジカルが強いブランドン・アシュリー選手、安定した得点力のレオ・ライオンズ選手など目が離せない選手がたくさん。
ベテランと若手が半々ですので、チーム力も上がってきています。
ただし、セミファイナルの青森戦、8人しかプレイしていないのが気になるところ、得点力の強い2チームで、新たなヒーローが生まれるのか、筆者個人的には木田貴明選手の爆発がカギになるのではないかと予想します。
②ディフェンスで力を見せるか!佐賀バルーナーズ
レギュラーシーズン45勝15敗。西地区1位の佐賀バルーナーズ。
ディフェンスにも定評があり、平均失点72.6とリーグ1位のディフェンス力です。
レイナルド・ガルシアが戦線離脱した時も、西川貴之選手・チェイス・フィーラー選手がチームを引っ張り、勝利に貢献しています。
クォーターファイナルから、九州最大級の佐賀アリーナでの試合。
5,000人での応援は佐賀のB1への後押しになるといっても過言ではありません。
同じ体格で、フィジカルが強い、ミカイル・マッキントッシュ選手とジョーダン・ハミルトン選手のマッチアップは楽しみです。
インジュアリーリストから解除されたミカイル・マッキントッシュ選手に期待したいです。
西宮ストークス相手に3月の試合では2連敗している佐賀バルーナーズ。
B1昇格のプレッシャーを跳ね除け、勝利するか見どころです。
③超攻撃型チーム!長崎ヴェルカ
B3に参入した当初から1番の注目チームである長崎ヴェルカ。
B3時代からファンも多く、練習設備等も充実しており、選手が練習しやすい環境と評価も高いチームです。
B2に昇格後も圧倒的な強さを誇るかと思いきや、最初の方は力が出せず、負けが続く時期も。
結果的には、43勝17敗と強さを誇りました。
マットボンズ選手を中心に、アジア枠のジョーダン・ヘディング選手。
元B1でディフェンス力に定評があるパブロ・アギラール選手とジェフ・ギブス選手。
チームを引っ張る狩俣昌也選手などタレント揃いの長崎ヴェルカ。B3からの勢いのままB1昇格できるのか見どころです。
④勝負所に強い選手が多く短期決戦に強い!西宮ストークス
レギュラーシーズン29勝31敗、東地区3位の西宮ストークス。
ジョーダン・ハミルトン選手の滋賀からの移籍によりチームに勢いがついています。
佐賀バルーナーズとの対戦もレギュラーシーズンで2勝2敗と決して負けてはいません。
元川崎ブレイブサンダーズの綱井勇介選手やクラッチタイムに強い元NBAプレイヤージョーダン・ハミルトン選手がいる中、どのように佐賀と戦うのか、クラッチタイムでの点差次第では逆転もあるかもしれません。
しかも、2023-2024シーズンより、兵庫県西宮市から神戸市へ移転するため、西宮ストークスというチーム名で戦うのは最後、2024-2025シーズンにはアリーナも完成するため、是非今季B1に上がっておきたいところです。
勝負の行方は?
いよいよ決戦です。
予想ですが、長崎VS千葉は90点~100点付近の点の取り合いで3試合目まで突入。
佐賀VS西宮は70点台に佐賀が西宮を押さえたら佐賀の勝利、80点後半になると西宮に勝利が近づくのではないのでしょうか。
どちらにしても、4チーム共にB1昇格の資格は持っていますので、勝てばB1決定です。
どんな展開になるのか目が離せません。