
いよいよ今シーズンのNBAももう少し。
今シーズンは、コロナの影響もあり非常にハードなスケジュールでした。
やはり、選手にも疲労が見え、怪我をする選手も増え、そのチーム本来の力が発揮できていないチームもあったと思います。
苦境に立たされたブルックリン・ネッツ
今シーズンは、カイリー・アービング、ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンのビッグ3を結成し、一気に優勝候補に名乗りを上げたブルックリン・ネッツも、その1つのチームです。
カンファレンス・セミファイナルの、対ミルウォーキー・バックス第1戦。
わずか1分でジェームス・ハーデンが負傷退場。
第2‐4戦を欠場。
さらに、第4戦には、カイリー・アービングが負傷してしまいました。
この時点でバックスとネッツの勝敗は2‐2のタイ。
しかし、選手の状況を見ると
これで、一気に流れはバックスに行くか?
と思いました。
ケビン・デュラントは黙っていなかった
そして、迎えた第5戦。
ブルックリン・ネッツは第1戦で負傷をし、第4戦まで欠場をすてうた、ジェームズ・ハーデンが復帰。
しかし、第4戦で右足首を負傷したカイリー・アービングは欠場。
ハーデンも決して万全とは言える状況ではなかったと思います。
案の定第1クオーターは29‐15でバックスがリード。
第2クオーターが終了した時点では、59‐43と、15点のリードをバックスがしていました。
第3クオーターも流れは変わらず、残り約7分の時点で、点差が17点に開き、このままバックスか・・・
と言う空気が流れましたが、ここからネッツが猛追。
第4クオーターには、ケビン・デュラントがブルックリン・ネッツの31得点中20得点。
106‐105で迎えた残り51秒にショットクロックギリギリで3ポイント決め、その後ファウルゲームで得たフリースローもきっちりと沈めてブルックリン・ネッツを逆転勝利に導きました。
ケビン・デュラントはこの試合48分フル出場し、49得点、17リバウンド、10アシスト。
まさに「ゲームを支配」していました。
チームメイトも黙って、ボールを預ける。
そして、ボールを持ったら必ず何かが起こる。
そんな空気が伝わってきました。
3‐2で王手をかけたブルックリン・ネッツ。
このまま第6戦を勝利し、カンファレンス・ファイナルに進めるか?
ミルウォーキー・バックスが意地を見せられるか?
この対戦は注目です。