
2021〜2022シーズンのチャンピオン出場8チームが2022年5月8日、決定しました。
特に東地区のワイルドカード争いは最終日までもつれ込み、3チームから秋田ノーザンハピネッツが初のチャンピオンシップの出場権を獲得しています。
どこのチームが優勝してもおかしくないチャンピオンシップの筆者が考える5つのポイントを紹介します。
ポイント①千葉ジェッツが2連覇するには西村文男の復帰が必須
昨年の覇者で、2連覇がかかっている千葉ジェッツ。
富樫勇樹選手の3ポイントでサンロッカーズ渋谷との激戦を制し、リーグ優勝を果たしました。
千葉ジェッツが2連覇するには、西村文男選手の復帰が鍵となるでしょう。
クリストファー・スミス選手のシュート力、富樫勇樹選手のシュート力もチームを勝利に導いていますが、問題は、上位チームが行っている、富樫勇樹選手のミスマッチをついた攻撃。
また、攻撃的PGだけでは単調な攻撃になりかねません。
黒子のバスケで赤司征十郎が黒子テツヤを望んでいたように、リズムを変えられる相棒「西村文男選手」が必要です。
しかし、川崎ブレイブサンダース戦で怪我をしてから、試合に出場していません。
チャンピオンシップに間に合えば、優勝候補となることは間違いないでしょう。
ポイント②東西合わせて最多勝率の琉球ゴールデンキングス!ファイナルのプレッシャーに打ち勝てるのか?
2021〜2022シーズン、東西合わせて最多勝率の琉球ゴールデンキングス。
その勝率は8割9分とものすごい強さで圧倒しました。
シーズン通り行けば、琉球ゴールデンキングスの初優勝が見えてきますが、そこで思い出すのが、2018〜2019シーズンの千葉ジェッツです。
2018〜2019シーズンの千葉ジェッツは、勝率8割6分と圧倒的な勝率でリーグを終えましたが、チャンピオンシップ準優勝という結果に終わりました。
2018〜2019シーズンと違い、ファイナルは2勝方式となりましたが、ファイナルの舞台のプレッシャーに勝てるのかがキーポイントになるでしょう。
ポイント③筆大本命川崎ブレイブサンダースか?キーポイントはHCの選手起用
優勝大本命では?と思っているのは川崎ブレイブサンダースです。
史上初の天皇杯・チャンピオンシップの2連覇を達成するのではないかと思われます。
藤井祐眞選手の得点力やニック・ファジーカス選手の得点力の安定性が定評です。
そんな川崎ブレイブサンダースが優勝するには、ファールトラブルへの注意です。
チャンピオンシップに出場するチームの外国籍選手は、島根のペリン・ビュフォードを初めとするジャンプ力の高い選手や琉球ゴールデンキングスのジャック・クーリー選手、宇都宮ブレックスのジョシュ・スコット選手のようにゴール下の強い選手がたくさんいます。
他のチームにも言えることですが、ニック・ファジーカス選手を始め外国籍選手が早いうちにファールトラブルになれば、優勝にも黄色信号です。
HCの選手起用が鍵となるでしょう。
ポイント④島根スサノオマジック初のチャンピオンシップなるか?日本代表選手が鍵!
2021〜2022シーズン大型補強をして驚かせた島根スサノヲマジック。
外国籍選手のリード・ドブラス選手・オーストラリア代表のニック・ケイ選手、ペリン・ビュフォード選手のバスケットボールIQの高さは、B1の中でもトップクラスと言えるでしょう。
そんな、島根スサノオマジックが勝ち上がるには、東京オリンピック代表の安藤誓哉選手・金丸晃輔選手が鍵となるでしょう。
外国籍選手をいかして、自分にマークがついたときにパスを出せるか、また、外国籍選手が苦しい時に流れを変えられる攻撃ができるか。
上手く攻撃がマッチすれば、攻撃力はリーグトップクラスですので、優勝を狙えるでしょう。
ポイント⑤勝利にムラがあるアルバルク東京!優勝の鍵はチーム力?
5つ目の鍵は、シーズン前に大型補強をして、優勝大本命と言われたアルバルク東京です。
怪我人やコロナの影響、チームプレイが上手くいっていないシーンが何試合も見られました。
しかし、3連覇をしたアルバルク東京がこのまま終わるはずがありません。
これまでの優勝経験があり、ファイナルまで進めば優勝の可能性が最もあるチームだと思います。
アルバルク東京が優勝するには、チーム力が必要です。
個々の力をどういかしていくのか、ルカ・パヴィチェヴィッチHCのバスケットボールを遂行できるかが鍵となるでしょう。
番狂わせはあり得るか?
初のチャンピオンシップ出場を決めた秋田ノーザンハピネッツ。
2019シーズンに電撃移籍した古川孝敏選手が引っ張ってきた成果がでた結果になりました。
ディフェンスの強度の高さとチーム力でチャンピオンシップのダークホースとなるのか、また、徐々にチーム力を上げてきている名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。
スピードに定評がある斎藤拓実選手と伊藤達哉選手がどうチームに変化をもたらすのかにも注目です。