2021年冬に開催されたウィンターカップ、福岡県の大濠高校が28年ぶりの優勝を飾りました。
大濠高校出身でエースの、岩下准平選手は筑波大など、バスケットボールの強豪チームに進学したことは知られています。
そんな中、ウィンターカップ準優勝した仙台大明成のエースで恵まれた体格から、八村塁選手2世と呼び声高い山崎一渉(やまさきいぶ)選手の進路が、NCAA一部のラドフォード大学と決定しました。
山崎一渉選手とはどのような選手でしょう。プレイスタイルや進路の情報についても詳しく紹介します。
山崎一渉のプロフィール
- 名前:山崎一渉(やまさきいぶ)
- 生年月日:2003年7月10日
- 出身地:千葉県松戸市
- 出身校:松戸市立第一中学校、仙台大明成高校
- 身長:199㎝
- 体重:87㎏
- ポジション:SF
山崎一渉選手は父親がギニア人、母親が日本人のハーフです。
千葉県松戸市で生まれ育っていますので、日本生まれ、日本育ちということになります。
母親は、高校時代バスケットボールの名門、東京成徳高校でバスケットボールをしていたようです。
バスケットボールを始めたきっかけは、小学校4年生の頃、ミニバスチームを見てかっこいいと思ったからだそうです。
バスケットボールを初めて1年で身長はすでに170㎝、小学校卒業時には179㎝あり、成長痛に苦しんだとか…。
その後、中学時代には全国ベスト16、千葉ジェッツU-15としても活躍します。
その後、八村塁選手と同じ仙台大明成に進学します。
2020年のウインターカップ優勝、2021年は準優勝と活躍し、2021年夏にはU-19ワールドカップの日本代表にも選ばれました。
山崎一渉のプレイスタイル
山崎一渉選手は、199㎝と恵まれた身長からセンタープレイヤーと思われがちですが、3番・4番ポジションです。
ロングスリーやアウトサイドのシュートはもちろん、高校時代、リバウンドやインサイドへのアタックも積極的になりました。
さらにドリブルハンドリングも上手く、オールラウンダーなプレイヤーです。
現代バスケでは、身長2メートル前後のポイントガードやシューティングガードかつ走れる選手と言うのは普通の事ではあります。
山崎一渉選手は、現代バスケに適応できている選手だと言えると思います。
山崎一渉が進学する大学情報
山崎一渉選手が進学する大学は、アメリカNCAAディビジョン1のラドフォード大学(Radford University)です。
ビッグサウス地区に位置し、2021〜2022シーズンはリーグ4位という成績になっています。
2022年5月時点でNCAAディビジョン1の大学に通っている日本人選手は以下のようになっています。
- 富永啓生:ネブラスカ大学
- ケイン・ロバーツ:ストーニーブルック大学
- 須藤タイレル拓:ノーザンイリノイ大学
ラドフォード大学は、全米大学選手権に3度出場しているものの、NCAAディビジョン1の中でも強豪チームと言う訳ではないようです。
現在のNCAAのネットランキングでは288位です。
また、スティーブロビンソンさんはラドフォード大学出身の元NBA選手で、八村塁をゴンザガにリクルートした人物としても知られています。
NBAの舞台に向けて
現段階で、山崎一渉選手のNBA入りは、課題がたくさんあると思います。
最低限、ラドフォード大学で、レギュラー定着し、主力として活躍が鍵となります。
大学で成長し、NBAでのプレーが見たいですね。
ちなみに、アメリカの大学で最もNBA選手を輩出している大学は、1位ケンタッキー大学(アンソニーデイビス)、2位デューク大学(カイリーアービング、ザイオンウィリアムソン)、3位ノースカロライナ大学(マイケルジョーダン)なのだそうです。
この3つの大学に進学できる選手は一握りのほか、レギュラーを取ることも難しいようです。