バスケットボールの国際ルールと、NBA独自ルールって案外違うんです。
御存知の通り。
その1つが「トラベリング」
「NBAルールはトラベリングに甘い」
と思われがちなんですが、実は、これ、そう言うわけではないんです。
本日はトラベリングについて書いてみようかと思います。
そもそもトラベリングとは?
まず、トラベリングについておさらいしておきましょう。
トラベリングとは、「3歩以上歩いてはならない」というルールのことです。
単純です。
でも、実際にプレーをしてみたり、試合を見ていると
「なんで、今のがトラベリング?」
と疑問を持つ事もあると思います。
案外ややこしいトラベリング。
2018年に採用された「ゼロステップ」って?
ジェームス・ハーデンが、これを上手に利用してステップバックからの3ポイントを決めたりしています。
何度となく、このようなシーンを見たと思います。
ただ、足元をよく見ると「これはトラベリングじゃないか?」と言う話も出ます。
しかし、上記で説明したゼロステップを当てはめるとトラベリングじゃなくなるんです。
こちらの動画を見て下さい。
よく解説されていてわかりやすいですね。
ルールを上手に利用したハーデン、ヤニス・アデトクンボのプレイがあります。
ただ、これも、まだ審判によってジャッジがあやふやな感じがします。
また、このゼロステップの採用によって、レイアップ時のトラベリングが大幅に減ったと言われています。
NBAはトラベリングに甘いのか?
よく「NBAはトラベリングをあまり取らない」と言われてます。
確かに試合を見ていてそう言う印象を受けるかもしれません。
ただ、これも1つ間違いで
「トラベリングに関して、無意味な場面で必要以上に厳しく取らない傾向がある」
と言うのが正解。
攻撃側に少しでも有利となる場面では、非常に厳密に判定はされているんです。
じゃあ、無意味な場面って?どんなところでしょう?
例えば、ゴールを決められて、エンドラインからボールを出して受け取った選手の動きが多少トラベリングっぽくてもOKって事です。
ただ、下記の動画。
さすがに、ここまでやるとトラベリングを取られるようです。
そして、このトラベリングは、やはり甘い部分があると思われても仕方ないところがあります。
上記の動画を見れば、得点に絡むシーンでもトラベリングを取らなかったりもしています。
こちらの動画もどう見てもトラベリング・・・
もし、国際ルールや日本の学生バスケだったら絶対にトラベリングを取られているプレイですね。
NBAプレイヤーのマネをするのも案外難しいと言う事です。