2013年にキングスから全体7位指名を受けたベン・マクレモアは1年目2年目連続でシーズン全82試合に出場をする。
しかしながら目立った成績は残しておらず、平凡なキャリアを送っていた。
しかし今シーズン前にロケッツに加わったマクレモアは意外な形で成長を見せているのだ。
アウトサイドプレイヤーへのコンバート
今期ロケッツのメンバーとしてスタートしたマクレモアは、意外にもアウトサイド要員として起用されている。
それまでの身体能力を活かしたプレイスタイルとは打って変わり、3ポイントシュートメインのプレイにコンバート。
スラムダンクコンテストにも出場していた頃のプレイスタイルとは全く違う形でスタートを切ったのだ。
うまくチームに順応しだしたマクレモア
アップテンポで超オフェンス型のロケッツは、ハーデンやウウェストブルックを中心に攻撃を展開するため、彼らに合わせた外からいつでも狙えるスポットシューターが必要になる。
それがエリック・ゴードンやオースティン・リバース、そしてベン・マクレモアだ。
48試合の出場で既に2年目のシーズンの3ポイント成功140本に迫る121本の3ポイントを沈めており、シーズン200本の3ポイント成功も見えてきたほどである。
チームに必要なことに徹する成長を見せる
キャリアシーズンハイの223本2ポイント成功を記録した2年目に比べ、今期は半分以上の試合数を消化したにも関わらずたった43本の2ポイントシュートで止まっている。
つまりその数字は彼がチームのために自分のプレイスタイルを変え、できるだけチームに貢献できるための努力の数字でもある。
NBAのような最高峰のスポーツ界ではいかに個人が名を残すかも重要であるが、その陰にはチームやチームメイトを引き立てることを常に考える選手もいる。
彼のように密かに成果を残す選手こそ、チームにとって本当に重要なのかもしれない。
【文:Kenshin】