
NBA史上最も背の高いプレイヤー
マヌート・ボル
その恵まれた体型でリバウンドやブロックショットを連発しました。
そんな、マヌート・ボルが起こした事件?を今回は紹介してみようと思います。
(※悪い事件ではありません※)
事件は1993年3月3日に起きた
事件は1993年3月3日。
キャリアも終盤に差し掛かってきたマヌート・ボルは、当時フィラデルフィア・セブンティシクサーズに所属していました。
長身選手にありがちなのですが、マヌート・ボルも決してシュートは得意な方ではなかったと思います。
ヤオ・ミンは得点力はあり、シュートも上手だったと思いますが、シャキール・オニールはゴール下以外は・・・と言うのが勝手なイメージです。(特にシャキール・オニールはフリースローは下手でした)
昨今、ビッグマンでもスリーポイントシュートを放つイメージはありますが、90年代のNBAで、スリーポイントシュートを放つプレイヤーは、ほぼ皆無だったと思います。
マヌート・ボルも同様で、決してシュートが得意な選手ではありませんでした。
1985-94年の10年のキャリアを通してのスリーポイント成功数は僅か40本程度でした。
しかし、1993年3月3日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対フェニックス・サンズ戦では違いました。
なんと、この日、スリーポイントシュートを6本も成功させたんです。
スリーポイント成功数6本は奇跡だ!
「そんな事言っても調子が良ければ、スリーポイント6本ぐらい決められるんじゃないのか?」
と思うかもしれません。
マヌート・ボルのNBAでの通算成績を見てみましょう。
1試合平均の成績
2.6ポイント
4.2リバウンド
0.3アシスト
3.3ブロック
そして出場時間は18.7分しかなかったのです。
10年間の通算でも
1599ポイント
2647リバウンド
2086ブロック
ディフェンスやリバウンドの方で評価の高かった選手です。
ちなみに、事件の1993年3月3日の試合のマヌート・ボルの得点は
このスリーポイント6本の18点
でした。
この日のマヌート・ボルに何が起こったのかはわかりません。
事件?と言うより奇跡?的な事だと思います。
もし、マヌート・ボルが真剣にスリーポイントシュートに取り組んで、試合中も狙っていたら?
チームやコーチがそう言った役割を彼に求めて戦略を組んでいたら?
もしかすると、もっと、スリーポイントシュートを量産する選手になっていたかもしれませんね。